国内

天皇ご一家が皇居の宮殿で仮暮らし 決断の背景に「美智子さまの苦しみ」

2020年の一般参賀の天皇皇后両陛下(写真/アフロ)

皇居・御所での新生活が始まろうとしている(2020年の一般参賀、写真/アフロ)

 国事行為や皇室行事が行われる皇居・宮殿。華やかな場所ではあるが、そこで「日常生活を送る」ことは想定されていない。ところが、この9月に天皇ご一家が宮殿で仮暮らしをされるという。なぜ両陛下は異例のご決断をされたのか。

「御代がわりに伴う天皇ご一家の引っ越しは、本来ならば昨春までに終わるはずでした。新型コロナウイルスの影響で遅れていたのですが、ようやくめどが立ち、9月中には作業を完了する見込みです。気がかりなのは、引っ越しの最中、一時的とはいえ天皇ご一家が宮殿で暮らされること。前代未聞の事態です」(皇室ジャーナリスト)

 天皇ご一家は現在、皇居から3kmほど離れた赤坂御所にお住まいだ。引っ越し先は、皇居・御所である。

「天皇家のお引っ越しは、10日間ほどかけて行われます。身の回りのお荷物だけでなく、代々天皇家に伝わる貴重品や地方からの献上品、海外首脳や王族たちからの贈り物など、かなりの数の物品の運び出し・運び込みをしなければならないからです。そのため、引っ越し期間中は地方の御用邸で静養されるのが通例でした」(宮内庁関係者)

 2020年3月、御代がわりのため、上皇ご夫妻が吹上仙洞御所(皇居)から仙洞仮御所(東京・港区高輪)へ引っ越される際は、ご夫妻は神奈川県の葉山御用邸と、栃木県の御料牧場で静養された。

「今回、天皇ご一家も那須御用邸(栃木県)でお過ごしになる予定でした。しかし、緊急事態宣言が9月12日まで延長され、都道府県間の移動は極力控えねばならなくなった。隣県にある葉山御用邸なら大丈夫ではないかという声もありましたが、陛下が都外への移動を固辞されたのです。国民が移動の自粛を強いられるなか、例外的な行動をするべきではないという強いご意志があったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 赤坂御用地のすぐ隣には「迎賓館赤坂離宮」があるが、宮内庁の管轄外であり、警備やお食事の手配が難しい。

「調整が難航していたところ、陛下から“宮殿はどうだろうか”というご提案があったそうです。実は、側近たちも皇居内の宮殿ならば警備面でも安心だと考えていたものの、日常生活を送る場所として想定されていないので、ご相談申し上げられずにいた。陛下からの打診は大変ありがたいことだと側近たちも胸をなで下ろしたそうです。

 進んで窮屈な生活を受け入れられたことは、国民に寄り添う姿勢を貫かれる陛下と雅子さまらしいことだと思います」(前出・宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《TOKIO・国分太一が無期限活動休止》「演者とスタッフは“独特の距離感”だった」関係者が明かす『鉄腕DASH』現場の“特殊な事情”
NEWSポストセブン
”アナウンサーらしくないアナウンサー“と評判
「笑顔でピッタリ腕を絡ませて…」元NMB48アイドルアナ・瀧山あかねと「BreakingDown」エース・細川一颯の“腕組み同棲愛”《直撃に「まさしくタイプです(笑)」》
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《スタッフに写真おねだりか》TOKIO・国分太一は「コンプライアンス上の問題行為が複数あった」…日本テレビに問い合わせた結果
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
《日テレで緊急会見の意味は》TOKIO国分太一がコンプラ違反で活動休止へ 「番組降板」「副社長自らスキャンダル」の衝撃
NEWSポストセブン
悠仁さまの大学進学で複雑な心境の紀子さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、今年秋の園遊会に“最速デビュー”の可能性 紀子さまの「露出を増やしたい」との思いも影響か
女性セブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の元モデル・観月あこ(時事通信フォト/Instagramより)
《結婚写真を残しながら》錦織圭の不倫報道、猛反対された元モデル妻「観月あこ」との“苦難の6年交際”
NEWSポストセブン