• TOP
  • 芸能
  • 柳家小三治 馴染みの演目で味わう50代半ばまでの“緻密な完成度”

芸能

2021.09.12 11:00  週刊ポスト

柳家小三治 馴染みの演目で味わう50代半ばまでの“緻密な完成度”

『二人旅』は今も寄席の高座に掛けるが、「謎かけ~都々逸」で終えることが常。だが今回の音源では「煮売り屋」まで演り、さらに『長者番付』へと続けている。古今亭のお家芸『お直し』は正真正銘のレア音源。『一眼国』へのプロローグのように演じた『がまの油』も貴重だ。

 他にも『山崎屋』『明烏』『花見の仇討』『二番煎じ』等々「この時期の小三治ならでは」という名演が目白押し。ファン必携の逸品だ。

【プロフィール】
広瀬和生(ひろせ・かずお)/1960年生まれ。東京大学工学部卒。音楽誌『BURRN!』編集長。1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接してきた。『21世紀落語史』(光文社新書)『落語は生きている』(ちくま文庫)など著書多数。

※週刊ポスト2021年9月17・24日号

関連記事

トピックス