皇室が「国民の象徴」であるならば、我々と同じように家族の問題を乗り越えて結ばれようとしているお二人を祝福するのは、至極当たり前の話なのではないでしょうか。結婚一時金も辞退されるようですし、国民から非難されるいわれはない。
もっとも結婚してハッピーエンドではありません。どこの家庭も結婚後は金銭面や精神面など様々な苦労がある。 子さまと小室さんは全く違う環境で育ったから、結婚後もこれまで以上の難題があるはずです。今後、眞子さまもまた、家族の問題を抱えることもあるでしょう。それでも、自分たちが選んだ結婚であるならば、自分たちが責任を持てばいい。
長く試練の期間を過ごしてきたお二人には、そのエネルギーや覚悟ができていることでしょう。
私たちはただ、お二人を遠くから静かに見守れば良いのです。
※週刊ポスト2021年10月15・22日号