芸能

神田沙也加さん逝去、SAYAKAでデビュー 母・松田聖子との「本当の関係性」

紅白歌合戦に揃って出場した松田聖子と沙也加さん(2011年12月撮影)

紅白歌合戦に揃って出場した松田聖子と沙也加さん(2011年12月撮影)

〈これまで神田沙也加を支えてくださった皆様にご報告させていただきます。2021年12月18日午後9時40分、神田沙也加(享年35歳)が急逝いたしました〉──12月19日午前4時、所属事務所が神田沙也加さんの急逝を報告した。沙也加さんは18日、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の札幌公演に出演予定だったが、この日の公演は体調不良を理由に休演。関係者によると、沙也加さんは滞在先ホテルの敷地内で倒れた状態で発見され、救急車で病院に搬送されたが、そのまま亡くなったという。

 これを受けて、母・松田聖子の様子を所属事務所は「この現実を受け止めることができない状態」とする文書を発表。良好な関係を続けてきた父・神田正輝のコメントはまだ発表されていない。

 沙也加さんはこれまでに芸能界で多くの功績を残してきた。

神田正輝・松田聖子の長女として誕生

 1986年、沙也加さんは俳優の神田正輝(70)、歌手の松田聖子(59)のあいだに生まれる。しかし10歳のころに両親が離婚。離婚後も歌手活動を継続し「ママドル」と呼ばれた聖子とともに転校を繰り返していたという。1998年に聖子が6歳年下の歯科医師と2度目の結婚(2000年12月に離婚)をした際には米・ロサンゼルスの日本人学校に編入することに。こうした状況のなか、彼女が日本の芸能界にはじめて存在を現したのは1999年のことだった。

「彼女はまだ中学生。母・聖子さんの曲『恋はいつでも95点』の作詞を『ALICE』というペンネームで担当する形でのデビューでした。当時の沙也加さんは4度にわたる転校をしており、有名人の子供という理由で壮絶ないじめに遭ったことをご自身の著書のなかで告白しています。そうした状況下、聖子さんは娘になんとかデビューのきっかけをつくろうとしていたのです」(芸能関係者)

 2001年、沙也加さんは『SAYAKA』という芸名でCMに出演したことで本格的に芸能界デビューする。“松田聖子の娘”の登場を、当時のマスメディアは大きく取り上げた。

「CM出演直後にはフジテレビ系列のドラマの主題歌にもなった『ever since』で歌手としてメジャーデビューします。さらに2003年には映画『ドラゴンヘッド』でヒロインを演じて女優デビュー。その翌月にはTBSドラマ『ヤンキー母校に帰る』に生徒役として出演します。2004年には約20倍のオーディションに勝ち残り、宮本亜門演出のミュージカルに抜擢されたことが話題に。ところが、のちにご本人は“一気にやらせていただいた結果、なんだかよくわからなくなった”とも振り返っているように『SAYAKA』名義での活動は長く続きませんでした」(前出・芸能関係者)

 またこのころから母と娘の関係には影が──。

「2004年あたりから、沙也加さんは楽曲の共作で知り合った年上ミュージシャン・北野正人と交際していました。しかし、聖子さんがこれに大反対。モノを投げ合うほどのケンカになり、当時は近隣住人の通報で警察が駆けつけるほどの騒動になったといいます。もともと聖子さんは過保護なところがあって、とにかく沙也加さんのお仕事や恋愛に口出しをしていたようです」(前出・芸能関係者)

関連記事

トピックス

今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・イメージ 写真はいずれも当該の店舗、販売されている味噌汁ではありません)
《「すき家」ネズミ混入味噌汁その後》「また同じようなトラブルが起きるのでは…」と現役クルーが懸念する理由 広報担当者は「売上は前年を上回る水準で推移」と回答
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン