芸能

初の朝ドラ出演の深津絵里 撮影現場では“15年来の恋人”がサポート

深津絵里を15年恋人がサポートしているという

深津絵里を15年恋人がサポートしていたという

 NHK朝ドラ史上最年長のヒロインとなった深津絵里(49才)。3人のヒロインで100年間を描く『カムカムエヴリバディ』で深津が演じるのは、現在放送中の第2章・大阪編の“るい”だ。

「深津さんの撮影は昨年の夏から12月まで行われました。やはり彼女は素敵な女優さんでしたね。以前、共演経験のある明石家さんまさん(66才)も絶賛していましたが、深津さんは現場では台本を見ません。せりふはすべて頭の中に入っていて、でも、“真面目”というより、柔らかさも持ち合わせた“真摯”なお人柄でした」(NHK関係者)

 母親に捨てられたという想いもあって、母と別れ単身大阪へ向かったるい。住み込み先のクリーニング店を営む夫婦や音楽関係者などさまざまな人に触れながら成長していく様子を描く。深津にとって初めてとなる朝ドラへの出演は、NHKからの熱烈なオファーによって決定した。

「ほかの2人のヒロイン、上白石萌音さん(24才)と川栄李奈さん(26才)はオーディションでヒロインの座を勝ち取りましたが、深津さんはオファーによるもの。チーフプロデューサーの堀之内(礼二郎)さんの手紙や、脚本家の藤本(有紀)さんのまっすぐな言葉に心を動かされ、また、あらすじを読んで『みんなに愛されて上手に笑えるヒロインではないところが新鮮』と感じて、出演に踏み切ったそうです。

 深津さんは、明るいだけでなく影も持ち合わせた、るいに共鳴したところもあったのかもしれません」(前出・NHK関係者)

 深津にとって13年ぶりにもなる連ドラ出演は、こうした背景で決まったのだ。1986年に13才で芸能界デビューした深津は、JR東海のクリスマス・エクスプレスのCMで一躍有名になり、その後は女優としての道を歩んでいく。

「深津さんは『踊る大捜査線』(フジテレビ系)で地位を確立すると、1990年代後半から2000年代前半にかけて、『カバチタレ!』や『恋ノチカラ』(ともにフジテレビ系)などに主演、連ドラには欠かせない存在になりました」(テレビ局関係者)

 その後は、2010年公開の映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞したのと前後して、映画、そして舞台へと軸足を移しはじめていく。

「映画では三谷幸喜さん(60才)の作品で重要な役割を演じてきましたし、舞台への足がかりを作ったのは演出家の野田秀樹さん(66才)でした。野田さんは、テレビでは見られない深津さんの魅力を見事に引き出したと言えます。深津さんは野田さんの作品で海外公演を経験していますし、イギリス人の演出家の舞台に出るなど、少しずつ海外志向が強くなっていきました」(舞台関係者)

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン