漂い始めた「筑波忌避」の空気
悠仁さまを迎え入れる準備だろうか、昨年9月以降、筑附高では工事が急ピッチで進められている。
「校舎はところどころ雨漏りがあるため防水工事が行われています。屋外のテニスコートやバスケットコートのグラウンドが新しく張り替わりました。ロッカーやトイレなどの設備も順次新調されています」(筑附高関係者)
自分たちの通う学校が、きれいで使いやすくなるならば、在校生としては歓迎すべきことだろう。だが不安の声もある。
「悠仁さまの入学によって学校の雰囲気が一変してしまうことを恐れる人も多いのです」(前出・筑附高関係者)
当然ながら、悠仁さまには護衛がつく。不特定多数の人が出入りする学校行事には制限がかかる可能性もある。過去にも、お茶の水小では、悠仁さまが入学された年の運動会から、それまでは児童1人につき保護者は4人までとされていたのが、2人までに制限され、写真撮影についても「自分の子供のみ」という制約ができた。また、翌年以降の運動会はメディアに公開され、校内には代表の報道陣の姿があった。
「報道陣がいることに、違和感を覚えた児童や保護者も多かったようです。3年生のときには、報道陣のカメラによく写るようにと、綱引きの際の悠仁さまの立ち位置が急きょ先頭に変更されたこともある」(前出・皇室記者)
特別対応は、お茶の水小の空気を大きく変えていった。悠仁さまの筑附高進学が現実味を帯びるなか、すでに「筑波忌避」の空気も漂い始めているという。中学受験を終えた息子を持つ保護者の話。
「筑附中と、別の私立中に合格しましたが、私立中への進学に決めました。筑波には魅力を感じていましたが、同じ敷地内にある高校に悠仁さまがいらっしゃるとなると、将来中学校の行事にも影響が出る気がしたんです。子供が成長する姿は、いまを逃したらもう見ることはできません。貴重な機会を、余計な制約のせいでみすみす見逃したくなかったんです」
悠仁さまの選択の波紋は、すでに大きく広がっている。
※女性セブン2022年3月3日号