アイドルグループで活動した長男(写真は事務所HPより)
「人生観の違い」を理由に27年連れ添った村田氏と離婚したのは2020年8月。テレビ番組で長女から「家族内の序列はペット以下」と暴露された村田氏と熟年離婚しても子供たちへの愛情は揺るがず、昨年にはベストマザー賞の授賞式に特別顧問として来場し、わが子について「いくつになっても大事。そして心配」と語った。
村田琳(24才)は1997年に双子の長男として生まれ、双子の姉とともに蓮舫氏の愛情をたっぷりと注がれて育った。
「蓮舫さんは『台湾を忘れないで』という気持ちを込めて、長男に『琳』という中国の名前を付けました。幼稚園から自分と同じ青山学院に通わせ、高校は本人の希望でイギリスに4年間、留学しています」(蓮舫氏の知人)
身長175cmのイケメンに育った琳は「VOYZ BOY」という40人以上の男性アイドルグループのメンバーとして活動し、2019年7月には大泉洋主演のドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)で俳優デビューも果たしている。
「琳さんが出演するライブに足を運び、熱心にペンライトを振る姿がよく目撃されていました。彼の出た番組はすべて録画してあり、アポなしで撮影現場に現れてスタッフを仰天させたことも。2年前に琳さんが家を出てからは掃除や洗濯をするために週に一度は部屋に押しかけ、甲斐甲斐しく世話を焼いていました」(前出・蓮舫氏の知人)
目に入れても痛くないほど溺愛した長男が、よりによってなぜ自民党員になったのか。予想外の造反劇には伏線があった。昨年1月、蓮舫氏は参院予算委員会で、新型コロナ対応に苦慮する菅義偉首相(当時)に「あなたには首相としての自覚や責任感はあるんですか!」などと詰め寄り“礼を失している”と炎上した。誰よりも過剰な反応を見せたのが琳だった。自身のYouTubeチャンネル(現在は削除)で琳は、こう発言して周囲を驚かせた。
《今日で、母親のことを気にして生きるのはやめたいと思います》
前出の蓮舫氏の知人が語る。
「あまりにも唐突な決別宣言でした。蓮舫さんは子供が小さい頃から家のテレビで国会中継をつけて政治の話をしていましたが、琳さんはそれほど関心を示さなかったといいます。ところが、YouTubeで母親が菅総理を詰問する音声を流しながら、《これからは政治にも向き合おうと思います。仮に母と意見が食い違ったとしても自分の意見は曲げないつもりです》と宣言したのです」
ショッキングな琳の決意表明は単なるパフォーマンスでは終わらなかった。2020年8月の両親の離婚に際し、琳は自分の意思で母の戸籍に入り蓮舫氏の本名である「齊藤」姓になった。だが昨年5月、彼はその大切な姓を捨てた──。