国内

秋篠宮家、職員が定着しにくい状態が常態化 萎縮がミスを招く悪循環

秋篠宮家への逆風はやまない(2020年2月、東京・千代田区/JMPA)

秋篠宮家では職員が定着しにくいという(2020年2月、東京・千代田区/JMPA)

 4月9日、悠仁さまが筑波大学附属高校(筑附高)に入学することになり、新たな節目を迎えられる秋篠宮家。“立派な天皇”を育て上げなければならない立場の紀子さまが周囲に求めるハードルは必然的に高くなる一方で、その懸命さが「職場としての秋篠宮家」に暗い影を落としている。

 皇嗣家である秋篠宮家を支える職員を「皇嗣職」と呼ぶ。2019年、御代がわりにともなって秋篠宮家で働く職員は、それまでの約20名から51名に増員された。皇嗣職の中でも、ご一家の公務の調整や報道対応、身の回りの品々の準備や私的な交際まで幅広く対応する職員を「宮務官」と呼ぶ。しかし、人員繰りには苦労がともなう。

「異動の際には宮内庁の他部署や中央官庁から人員を回しますが、秋篠宮家の担当になることに後ろ向きな人間も多い。慢性的ななり手不足のため、都道府県の職員や民間企業などにまで範囲を広げて、なんとか人員を確保しようとしている。

 この1年間でも、宮務官2名の入れ替えがありました。また、皇嗣職の中には、異動先の別部署で課長に昇進した人もいます。“秋篠宮家でがんばれば、将来昇進できますよ”と内外にアピールするような意味合いも透けて見えます」(宮内庁関係者)

 秋篠宮家はかねて“ご難場”とささやかれてきた。

「強い忍耐力が必要な職場で、実際に激やせした人や、数か月で退職した人もいる。宮内庁職員の中には“秋篠宮家を担当するくらいなら辞める”と公言する人もいます」(前出・宮内庁関係者)

 春は異動や就職、転職のシーズンだ。一般企業においても、人材の定着は大きな課題である。労務を巡って社会問題になっているのが「パワーハラスメント」。最近でも、民間企業や官公庁で、パワハラを理由にした「大量退職」が取り沙汰されたことは枚挙に暇がない。

「職員が定着しにくいことが常態化しているならば、秋篠宮家を取り巻く環境に“パワハラ”があるのではないかと疑う向きが出てくるのも無理はありません。それが、着任を忌避する理由になり、悪循環になっているようです」(前出・宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン