ライフ

グラビア界の巨匠・渡辺達生氏が伝授「なつかない愛猫をスマホで美しく撮る方法」

いつも不機嫌。だがそこがいい。なつかない愛猫をスマホで美しく撮るテクニック

いつも不機嫌。だがそこがいい。なつかない愛猫をスマホで美しく撮るテクニック

 グラビア界の「伝説のカメラマン」渡辺達生氏がモデルとしたのは「猫」だった──。自宅に来て10年以上経つのに一向になつかない7匹の日常をiPhoneで撮影、『怒ねこ 不機嫌が愛おしい僕と7匹の日々』(定価/税込1320円、ワニブックス)となって発売されている。渡辺氏が、半世紀にわたって磨き上げた撮影テクニックを惜しげもなく披露する。

 * * *
 いつ猫を飼おうと思ったのか。なぜ猫だったのか。理由は人それぞれだろう。僕と猫との関係は20数年前まで遡る。

 目ヤニが酷く、目を開けていられなかったグミ。夜中、一人で外を彷徨っていたアズキ。生まれたばかりの頃、母親に咥えられ、妻の前に置いて行かれたタマコ。一匹一匹の事情は異なるが、気がつくと皆、ちゃっかり渡辺家の一員になっていた。

 猫の写真はずいぶん前から撮っていたけど、面白いと思うようになったのはカメラ機能が格段にアップしたiPhone XS Maxを手に入れたのと、コロナ禍で自由に外出できなくなったのが重なった頃だった。5月19日に出した写真集『怒ねこ 不機嫌が愛おしい僕と7匹の日々』に載せた写真も、すべてiPhoneで撮影したものだ。

 犬と違って猫は「待て」が効かないから、いい写真を撮るのが難しいのだけど、“これだ!”という1枚をFacebookとInstagramにアップして、コメントに頭を悩ませるのも楽しい時間になっている。

 昨年9月、それまで唯一僕の味方だったカエデが、腎臓病を患い、推定11歳で亡くなってから、渡辺家の勢力図は、「女房+6匹VS僕」という、なんとも困った状況になってしまったが、それでもやっぱり、我が家の猫は可愛い。

可愛い猫の写真を撮りたいと思ったら、「どんなに怒られようとも、臆さず、怯まず、躊躇うことなく、撮るべし、撮るべし、ただひたすら、撮るべし!」(撮影/渡辺有子)

可愛い猫の写真を撮りたいと思ったら、「どんなに怒られようとも、臆さず、怯まず、躊躇うことなく、撮るべし、撮るべし、ただひたすら、撮るべし!」(撮影/渡辺有子)

 iPhoneを猫の目線で構え、左手で鍵束をガシャガシャ。猫が気を取られた瞬間を狙ってすかさずシャッターを切る──これが猫を撮る一番大事なコツだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
クマ対策には様々な制約も(時事通信フォト)
《クマ対策に出動しても「撃てない」自衛隊》唯一の可能性は凶暴化&大量出没した際の“超法規的措置”としての防御出動 「警察官がライフルで駆除」も始動へ
週刊ポスト
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下主催の「茶会」に愛子さまと佳子さまも出席された(2025年11月4日、時事通信フォト)
《同系色で再び“仲良し”コーデ》愛子さまはピンクで優しい印象に 佳子さまはコーラルオレンジで華やかさを演出 
NEWSポストセブン
「高市外交」の舞台裏での仕掛けを紐解く(時事通信フォト)
《台湾代表との会談写真をSNSにアップ》高市早苗首相が仕掛けた中国・習近平主席のメンツを潰す“奇襲攻撃”の裏側 「台湾有事を看過するつもりはない」の姿勢を示す
週刊ポスト
クマ捕獲用の箱わなを扱う自衛隊員の様子(陸上自衛隊秋田駐屯地提供)
クマ対策で出動も「発砲できない」自衛隊 法的制約のほか「訓練していない」「装備がない」という実情 遭遇したら「クマ撃退スプレーか伏せてかわすくらい」
週刊ポスト
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
文京区湯島のマッサージ店で12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕された(左・HPより)
《本物の“カサイ”学ばせます》12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕、湯島・違法マッサージ店の“実態”「(客は)40、50代くらいが多かった」「床にマットレス直置き」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
NEWSポストセブン