上皇陛下の一歩後ろを歩かれる美智子さま。館内へと入られるときには、そっと陛下のお手を取り、優しくつながれていた──上皇ご夫妻は6月9日、東京国立博物館で開かれた、沖縄復帰50年を記念する特別展『琉球』を鑑賞された。その日のお姿は、いまも互いに支えあわれていることが感じとれるものだった。そんな「愛の手つなぎ」を写真で振り返る。
今回の展覧会ご鑑賞は、上皇陛下にお疲れの様子がみられるという理由から、6月2日の予定から9日に延期されたものだった。そんな陛下のご体調を思いやるように美智子さまは陛下の手を取られ、約40分間、じっくりと展示を見てまわられた。
ご到着の際にはひとり歩かれる陛下を見守る美智子さまだったが、館内へと入られるのにあわせ、そっと陛下の腕に手を添えて歩かれていた。
ご夫妻が皇居や御用邸以外にそろって外出されるのは、2020年10月末の明治神宮参拝以来と実に1年7か月ぶり。上皇陛下は「これはいつ頃ですか」などと展示について熱心に質問され、たびたび「沖縄は戦争があったけれど、よく残っていましたね」と述べられていた。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2022年6月30日号