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ハリー杉山が“英国王室専門家”として一躍注目 デーブ・スペクター氏の強力ライバルか

ハリ―杉山(公式HPより)

意外な一面が明らかになったハリ―杉山(公式HPより)

 英国のエリザベス女王の国葬は日本でも多くのニュース、情報番組で取り上げられた。英国の事情に詳しいコメンテーターが各局の番組に出演したが、一躍、注目を集めているのがタレントのハリー杉山(37才)だ、放送作家でコラムニストの山田美保子さんがハリ―の意外な一面について解説する。
 
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 19日と20日は、ニュースもワイドショーも英国のエリザベス女王の国葬、一色となった。コメンテーターとして引っ張りだこだったのは、“英国王室ジャーナリスト”と紹介される多賀幹子氏。

 上品な語り口だが、イギリス国民よりもカミラ王妃やメーガン妃への嫌悪感をストレートに言葉で表すことで知られ、今回の報道の中でも、各番組のMCが「イギリス国民が許しても、多賀さんが許しませんよ」とか、「多賀さんは怒っていらっしゃいますよね」などと“そちら”に誘導するような場面が度々見られた。

 その度に苦笑しながら、やんわり否定する多賀氏だが、カミラ王妃の映像に、「こうした様子を見ると、イギリス国民はどうしてもダイアナさんのことを思い出して、『可哀想』と思ってしまう」とか、キャサリン妃とメーガン妃が目を合わせない様子には、「(しこりが)ないわけないですよ」などとキッパリ。こうした物言いが、ワイドショーのメイン視聴者である中高年の女性には特に刺さるため、スタジオ出演のみならず、リモートや電話、VTR含め、もっとも出ていたように思う。私も何度か『バイキング』や『バイキングMORE』(フジテレビ系)出演時にお目にかかったが、厳しい物言いには反し、振る舞いはエレガントでチャーミングな方。たちまち大ファンになってしまった。

多賀氏とデーブ氏が席を争っていた!?

 近年、英国王室ネタといえば、2020年に英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃が“主役”だった。当時は専門家を何人も呼ぶことにはならず、たとえば『バイキング~』では、一席を多賀氏とデーブ・スペクター氏が争うことが多かった。

 だが、今回は、20日の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)をはじめ、デーブ氏、多賀氏、”W解説”とするワイドショー、多数。デーブ氏が、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に19日、20日、21日と3日連続で出演したことも話題になった。

『ひるおび』(TBS系)が、その多賀氏と共にスタジオに呼んだのは、英国出身のコメディアン、脚本家、俳優のBJ FOX氏。25年前、ダイアナ元妃が逝去した際には、国際コンサルタントの西浦みどり氏ら、英国のロイヤルファミリーと実際に交流があった人物が呼ばれていた印象だったが、今回は、“英国王室ツウ”といった人たちが多かったように思う。

 そんな中、異彩を放っていたのが19日、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)のスタジオに一人で呼ばれたハリー杉山だ。芸能プロダクション『テイクオフ』では、宮根誠司氏、羽鳥慎一氏に次ぐ3番手。

 若く見えるが現在37歳で、これまでは『5時に夢中!』(TOKYO MX)の“黒船特派員”や、『ノンストップ!』(フジテレビ系)で「NON STOP!タブロイド」といったライトなコーナーを担当していた印象があったため、“Jチャン”で姿を見たときには、なぜ? と思ってしまった。

先祖は第5代エドワード1世

 が、松尾由美子アナの紹介コメントを聞いて解せた。「お父様がイギリス人ジャーナリストで、第5代エドワード1世を先祖におもちで、ご自身もイギリスで育たれた……」、全く知らなかった。

 もう少し詳しく説明すると、ハリーの父は、ヘンリー・スコット・ストークス氏。元『ニューヨーク・タイムズ』の東京支局長、アジア総支局長を務め、その父方にプランタジネット朝の第5代イングランド王エドワード1世がいるうえ、元駐日英国大使、サー・オスカー・モーランド氏とも親戚だそうだ。

 俳優として、連続テレビ小説『まんぷく』や『カムカムエヴリバディ』や、MCとして『ニュース シブ5時』『どーも、NHK』など、NHKへの出演が多いという印象もある。

 筆者は、『バイキング~』出演時、『ノンストップ!』に出演するハリーとたびたびフジテレビのメイク室ですれ違う機会があり、その度に世間話をしたものだが、前述の肩書をハリーがひけらかすような場面は皆無だったし、メイク室のテレビで流れているワイドショーやニュースに彼が何か意見をするようなこともなかったのである。

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