スポーツ

プロ野球2022「コスパ悪すぎ選手」ランキング【投手編】 先発1位は森唯斗、中継ぎ・抑え1位は山口俊

アウト1つを取るのに年俸がいくらかかったか?(写真は楽天・田中将大/時事通信フォト)

アウト1つを取るのに年俸がいくらかかったか?(写真は楽天・田中将大/時事通信フォト)

 巨額の年俸を手にするプロ野球選手は、それに見合うだけの活躍が求められる。その期待に応えられなければ“給料ドロボー”と呼ばれても仕方がない。今季、最もコストパフォーマンスが悪かった選手は誰か──。【投手編。野手編につづく】

 今年のストーブリーグは、例年以上に騒がしくなりそうだ。注目を集めるのが、楽天・田中将大(33)の契約交渉だ。スポーツ紙記者が語る。

「昨季は4勝9敗に留まったものの、2年契約ということもあり、現状維持の年俸9億円で更改された。しかし、今季もリーグ最多の12敗(9勝)を記録するなど、“神の子”と呼ばれた時ほどの輝きがないことが明白になった。契約が切れる今オフ、もし残留となれば大幅な減俸になる可能性が高い。ほかにも2020年に最優秀選手のタイトルを獲得して以降、目立った活躍ができていない巨人の菅野智之(33)をはじめとする大物選手たちも今季で契約が切れるため関心が集まっています」

 プロ野球において年俸は選手に対する期待と評価であるが、今季、最も費用対効果が悪かった選手は誰か。『プロ野球なんでもランキング』などの著書があるライター・広尾晃氏協力のもと、選手のコストパフォーマンスを集計した。

 投手部門では、一軍登板のあった投手352人について、アウト1つを取るのに年俸がいくらかかったかで計算し、「先発」「中継ぎ・抑え」に分けてランキングした。

 先発登板のあった投手では、ソフトバンク・森唯斗(30)が1アウトにつき447万円でワースト1位。クローザーの印象が強いが、9月には通算461試合目で、初先発を経験したため先発に分類されている。今季は4月に一軍登録抹消となるなどワースト1位となったが、来季は先発挑戦で再起を図る見通しだ。

 昨季9勝4敗と活躍したヤクルト・奥川恭伸(21)は、今季4イニングしか登板できず先発組のワースト3位となった。

「前季の1年だけ活躍した若手がアップ更改の翌シーズンにケガで出られないケースはよくあります。昨季2勝10ホールドした阪神・及川雅貴(21)も今季は登板1イニングに留まり、中継ぎ・抑えでワースト3位でした。そうした選手はまだ評価を確定できないところもある」(広尾氏)

 先発陣でワースト上位の注目選手はやはり楽天・田中(8位)だ。

「163イニングを投げて、防御率は3.31。チームはCSに進出できず、1アウトに184万円かかった。球界最高年俸ですからコスパが悪いと言わざるを得ない」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
お笑いコンビ「ガッポリ建設」の室田稔さん
《ガッポリ建設クズ芸人・小堀敏夫の相方、室田稔がケーブルテレビ局から独立》4月末から「ワハハ本舗」内で自身の会社を起業、前職では20年赤字だった会社を初の黒字に
NEWSポストセブン
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン
「オネエキャラ」ならぬ「ユニセックスキャラ」という新境地を切り開いたGENKING.(40)
《「やーよ!」のブレイクから10年》「性転換手術すると出演枠を全部失いますよ」 GENKING.(40)が“身体も戸籍も女性になった現在” と“葛藤した過去”「私、ユニセックスじゃないのに」
NEWSポストセブン
「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿
《嘘、借金、遅刻、ギャンブル、事務所解雇》クズ芸人・小堀敏夫を28年間許し続ける相方・室田稔が明かした本心「あんな人でも役に立てた」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《真美子さんの献身》大谷翔平が「産休2日」で電撃復帰&“パパ初ホームラン”を決めた理由 「MLBの顔」として示した“自覚”
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《ラジオ生出演で今後は?》永野芽郁が不倫報道を「誤解」と説明も「ピュア」「透明感」とは真逆のスキャンダルに、臨床心理士が指摘する「ベッキーのケース」
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト