坂本の一件と同様の対応か
近年の巨人は選手のトラブルがたびたび報じられ、球団の対応に疑問があがることが多かった。2021年8月、日本ハムで選手への暴力事件を起こし無期限試合停止処分を受けた中田翔を無償トレードで獲得したが、移籍翌日から試合に出場させたことで野球ファンからは批判が上がった。昨年も主将である坂本勇人の女性トラブルが報じられたが、球団は坂本に表だった処分を下さず、スポーツ紙やテレビ局も“黙殺”したためSNSで批判の声があがった。今回もすでにSNSでは球団やメディアの対応に関心が集まっているなか、キー局スポーツ番組プロデューサーはこう語る。
「坂本の一件と同様で、今回もスポーツ紙、テレビ局は、巨人が謹慎などのペナルティを科さない限り、報じる予定はありません。幸いなことに絶対的レギュラーの坂本と違い、オコエは“1軍で使い物になれれば儲けもの”という立ち場。試合に出なければメディアとしても触れなくても済みます。
こうしたトラブルが続くとファンだけでなく、選手からも“巨人離れ”を感じます。今オフでFA宣言した選手を誰も獲得できなかったのがその証左でしょう。『認識がなかった』というオコエの主張は分かりますが、オコエの今後のためにも、巨人ブランドを維持するためにも、球団はしっかりとした聞き取りをしたうえで発表や処分を下すべきだと思います」
今回の騒動を受けて、巨人がどう動くのか、あるいはまったく動かないのか、注目しているファンは少なくない。