芸能

『クイズ!脳ベルSHOW』での岡田圭右の見事な“長老回し”を高田文夫氏が絶賛

『クイズ!脳ベルSHOW』の司会をつとめる岡田圭右(イラスト/佐野文二郎)

『クイズ!脳ベルSHOW』の司会をつとめる岡田圭右(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、『クイズ!脳ベルSHOW』の司会をつとめる岡田圭右の見事な長老回しについてつづる。

 * * *
 大打者・門田博光も鮎川誠(シーナ&ザ・ロケッツ)も私と同じ74歳。合掌。年齢が同じというのは気になるもの。

 先日、峰竜太に会ったので「おカミさん元気?」ときくと「根岸ももう90です。物凄い元気」。根岸とは我々業界で言う初代・林家三平。その夫人ということ。住んでる土地からそう呼ばれる。峰クンが「そうそう、石原裕次郎夫人(昔は北原三枝)も90です」。へぇ~ッと感心。しかし芸能界広しといえども「昭和の二大スター」のそばにいて尽くし修行したのも峰クンだけだ。裕次郎、三平とずっと同じ空気をすっていたのがうらやましくもあり恐くもある。

 夜、NHKのEテレ『スイッチインタビュー』を見ていたら「喜劇論」なぞを小林信彦と細野晴臣が語っている(そう言えばYMOのひとり高橋幸宏も亡くなったばかり)。そして小林信彦がポツリ「私もすぐに90ですから」と言ったのを聞き逃さなかった。たった一日で90歳の人を3人も知るとは。

 そう言えば、近所に住んでて時々昼メシなど一緒にする野末陳平はなんと91歳だアハハ。この前も「もう少し暖かくなったら浅草ロック座行こうよ」とすがってきた。裸と学生たちのチアダンスを見るのが元気の源。YouTubeもやっている。今の人は“税金党”と言っても分からないだろうな。

「ますだおかだ」の岡田圭右と久々。「BSフジの『クイズ!脳ベルSHOW』はもう岡田のライフワークだネ?」「一日5本撮りですから。解答者は年配、お年寄りばかりで、俗に“生存確認番組”と呼ばれてます」「あの番組見てて、ああ、あの人まだ生きてたんだと知らされる」「もう年ですからほとんど皆さん事務所に入ってなくて直、受けてるんですよ。この前なんか本番中にケータイが鳴って、ハイッもしもしって出ちゃうんですよ。長らく会話してて切ったら、一本仕事が決まりました、だって」

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン