周囲に交際を悟られたくないという水トアナの思いを叶えるため、中村は自らの生活スタイルを変える覚悟を決めていた。
「かつて中村さんは家賃9万円ほどのアパートに住み、近所のコインランドリーで洗濯をする姿が目撃されるなど、かなり“庶民派”な生活を好んでいました。芸能人らしく、帽子とサングラスで変装したりすることも好まなかった。
それが、水トアナとつきあい始めた頃に、セキュリティーばっちりの芸能人御用達のマンションに引っ越したんです。極秘愛を育むために半ば“強制”されるようにして、引っ越しを決意したのでしょう。
仮に同じマンションに出入りする姿をマスコミにキャッチされたとしても、そこに住んでいるなら当たり前のこと。『交際中』と断じることはできませんからね」(前出・芸能関係者)
探偵も弁護士もコーヒーショップの店主もプレーボーイも演じきるカメレオン俳優とも呼ばれる中村は、その演技力も水トアナとの極秘愛のために惜しみなく活用した。
「中村さんはインタビューなどで、好きなタイプの女性について聞かれると、海外女優の名前を挙げたり“すらっとした北欧系”と答えたかと思うと、オタクなタイプが好き、シャイな人に惹かれると言ったり。うまくはぐらかしていました。ただ、そのときには『ああ、そうなんだ』と思わせる妙な説得力がありました」(別の芸能関係者)
世間をあっと言わせる電撃婚は、実に丁寧に準備されていたのだ。
※女性セブン2023年4月13日号