国内

【圧巻の晴れ舞台】紀子さまガーリーな「ミモレ丈スカート」から薄いピンクの和服まで「訪英ファッション」解説

ミモレ丈スカートをお召しの紀子さま(共同通信社)

ミモレ丈スカートをお召しの紀子さま(共同通信社)

 秋篠宮ご夫妻は、天皇陛下の「ご差遣」として、5月4~7日の2泊4日の強行日程で、チャールズ国王の戴冠式に出席されるためイギリスを訪問された。紀子さまはヨーロッパの王室との社交の場に緊張されるどころか、晴れやかで高揚感に満ち溢れた笑顔で臨まれた。

 紀子さまの晴れ晴れとしたお気持ちと自信は、ご表情だけではなく晴れ舞台にと選ばれた服装からも滲んでいた。

「政府専用機での羽田空港からの出発時、紀子さまは水色のスーツに大きなリボンがついた同色の帽子をお召しでした。帽子はいつもよりも少し高さがあり、エリザベス女王が生前よくかぶられていた帽子を思い起こしました。皇太子妃と同格である皇嗣妃としての“国際舞台デビュー”に臨まれる責任感と気合が感じられました」(皇室記者)

 15時間半にも及ぶ長時間のフライトを経てロンドン郊外の空港に到着された紀子さまは、お疲れのご様子を微塵も感じさせず、日本大使公邸で在留邦人12人との懇談に臨まれた。紀子さまは、薄いピンクのアンサンブルスーツをお召しになっていた。

『近代皇族妃のファッション』(中央公論新社)などの著書があり、皇室のファッションに詳しい歴史文化学研究者の青木淳子さんが、紀子さまの小物使いについてこう解説する。

「ネックレスやイヤリング、ブローチはパールでした。パンプスと小型のバックはベージュ。このようなアクセサリーや小物づかいは皇族の定番ファッションといえると思います。笑顔もファッションも、紀子さまは常に皇族としての姿勢を崩さない…ということを心がけていらっしゃるのではと推察いたしました」

 本格的な“国際舞台デビュー”となったのは、6日、バッキンガム宮殿で行われたチャールズ国王主催のレセプションだ。会場には国王やカミラ王妃、ウイリアム皇太子をはじめとする英王室メンバーのほか、欧州、アジア、中東、アフリカなど、多数の国の王室関係者や要人が出席した。

「秋篠宮ご夫妻は旧知のブータン国王夫妻と会話されるなど、多くの王族らと交流されました。秋篠宮さまはチャールズ国王には、天皇皇后両陛下から言付かった祝意を直接伝えられたといいます」(前出・皇室記者)

 レセプションでは紀子さまは淡いブルーの総レースのミモレ丈(ふくらはぎ丈)のドレスを選ばれた。袖とスカートの裾がフレア状に広がり、次女の佳子さまがお召しになってもよく似合いそうな、ガーリーなデザインの装いだった。

「キャサリン妃はロイヤルブルーのミモレ丈ワンピースで、アクセサリーはサファイアとダイヤモンドのフリンジタイプとシンプルな装いでした。紀子さまはやや長めのミモレ丈ということで、ほかの出席者と形式的に遜色はありませんでしたが、少し若々しい色柄、素材、デザインは華やかで、お祝いの気持ちが表れていました」(前出・青木さん)

関連記事

トピックス

各地でクマの被害が相次いでいる(秋田県上小阿仁村の住居で発見されたクマのおぞましい足跡「全自動さじなげ委員会」提供/PIXTA)
「飼い犬もズタズタに」「車に爪あとがベタベタと…」空腹グマがまたも殺人、遺体から浮かび上がった“激しい殺意”と数日前の“事故の前兆”《岩手県・クマ被害》
NEWSポストセブン
チャリティーバザーを訪問された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《4年会えていない姉への思いも?》佳子さま、8年前に小室眞子さんが着用した“お下がり”ワンピで登場 民族衣装のようなデザインにパールをプラスしてエレガントに
NEWSポストセブン
「秋の園遊会」でペールブルーを選ばれた皇后雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《洋装スタイルで魅せた》皇后雅子さま、秋の園遊会でペールブルーのセットアップをお召しに 寒色でもくすみカラーで秋らしさを感じさせるコーデ
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉のビジネス専門学校へ入学しようと考えていたという
「『彼女がめっちゃ泣いていた』と相談を…」“背が低くておとなしい”浅香真美容疑者(32)と“ハンサムな弟”バダルさん(21)の「破局トラブル」とは《刺されたネパール人の兄が証言》
約2時間30分のインタビューで語り尽くした西岡さん
フジテレビ倍率2500倍、マンション購入6.2億円…異色の経歴を持つ元アナ西岡孝洋が明かす「フジテレビの看板を下ろしたかった」本当のワケ
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。アルバイトをしながら日本語を学んでいた
「ホテルで胸を…」11歳年上の交際相手女性・浅香真美容疑者(32)に殺害されたバダルさん(21)の“魅力的な素顔”を兄が告白【千葉・ネパール人殺害】
佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)
「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い
週刊ポスト
「秋の園遊会」に出席された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《秋の園遊会》 赤色&花の飾りで“仲良し”コーデ 愛子さまは上品なきれいめスタイル、佳子さまはガーリーなデザイン
NEWSポストセブン
医師がおすすめ!ウイルスなどの感染症対策に大切なこととは…?(写真はイメージです)
感染予防の新常識は「のどを制するものが冬を制する」 風邪の季節に注意すべき“のど乾燥スパイラル”とは?
NEWSポストセブン
(写真/アフロ)
《155億円はどこに》ルーブル美術館強盗事件、侵入から逃走まで7分間の「驚きの手口」 盗まれた品は「二度と表世界には戻ってこない」、蒐集家が発注の可能性も 
女性セブン
真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン