芸能

井森美幸、島崎和歌子、山瀬まみ……かつて「バラドル」と呼ばれたタレントたちの明暗

山瀬

山瀬まみの”いま”は?

 長きにわたってテレビ界で活躍し続けることは簡単ではない。若くして“バラドル”として人気者となったタレントたちが、そのまま活躍し続けるケースもあれば、いつの間にかあまり見なくなってしまうケースもある。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが、バラエティ番組で活躍した“バラドル”たちを分析する。

 * * *
 かつて、テレビ界やバラエティー番組周辺では「こじるり無双」というワードがありました。

 いわゆる“ガヤ”としてひな壇に座っても、文化人らと共にコメンテーターとして座っても、はたまたMCを任されても言動がパーフェクトな小島瑠璃子サン(29才)の活躍ぶりを表した言葉です。

 小島サンの場合、スポーツから選挙、サイエンスなどまで幅広いジャンルをカバーしているという特徴もあるうえ、実際にお会いしてみるとスタイル抜群のエキゾチックな美人。仕事柄、長年にわたり多くの女性タレントさんを見てきた私でさえ、「こじるりに代わる女性タレントはいない」と番組の企画会議で何度も「こじるり無双」と口にしたものです。

 そんな小島サンに“ミソ”がついたのは、遠距離恋愛をしていた19才上の超人気漫画家さんとの破局。2021年6月のことでした。しかも、なぜか“登場人物”が多かったせいでバッシングも起こりました。

 仕事は激減し、その後、中国への留学を発表。でもコロナ禍ですぐには実現せず、どうしているのかと思ったら、「結婚」「ホリプロ退社」という報道を見て驚きました。

 実は3月28日、渡辺徹さん(享年61)のお別れ会で私は小島サンに挨拶をしています。が、その頃にはもう事務所を辞めていたのですね。中国留学はご主人も応援してくれているとか。あれだけ準備をしていたのに、結婚もしたかったのですね。

 かつて、同じく“無双”だったベッキーさん(39才)を最近バラエティー番組で頻繁にお見かけするようになりました。トークのスキルは全盛期と変わらないし、誰もがアノ騒動を思い浮かべてしまうようなくだりになってもおもしろおかしくオチにもっていけるのは、さすが。年数はかかってしまいましたが、バラエティーに戻ってこられたベッキーさんに大拍手を送りたいと思います。

 ではかつて「バラドル」と呼ばれ一世を風靡していた女性タレントの皆さんはどうしているのか。実はさまざまな転機を経て、アラフィフ、アラ還となっても、どっこい生き残っているかたがいらっしゃるのです。

 まずは松本明子サン(57才)です。歌手デビューは精鋭揃いだった「花の82年組」が売れに売れた翌年。同期と共に「不作の83年組」といわれていた松本サンは1984年、『オールナイトフジ』(フジテレビ系)と『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の共同スペシャル番組の生放送で放送禁止用語を言ってしまい(言わされてしまい?)、1曲もヒット曲を出せないまま決して短くはない謹慎期間へと入ります。

 でも、この経験のおかげで『電波少年』シリーズ(日本テレビ系)に抜擢され元祖バラドルに。芸能人とは思えないケチケチぶりや、近年では「実家じまい」の経験談で情報番組や女性誌から引っ張りだこです。

松本明子

松本明子

 さらには、コロナ禍に始めた「軽キャンピングカー」のレンタル業は所有台数がわずか3台であることに明石家さんまサン(67才)や『ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜』(CBC・TBS系)の石井亮次アナ(46才)から度々ツッコまれています。

 そんな中、夫で俳優の本宮泰風サン(51才)がVシネの『日本統一』シリーズで大ブレーク! ついには『日本統一 関東編』が日本テレビ系でスタートしたのですから、松本サンもお喜びでしょうね。

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン