国内

愛子さまに受け継がれた「天皇家の笑いのセンス」ご一家のギャグヒストリーを振り返る

ダルマ・プルサダ大学で学生と交流される両陛下

インドネシアのダルマ・プルサダ大学で学生と交流される両陛下(撮影/横田紋子)

「私は徳仁(NARUHITO)です…とくに関係はないんですけどね(笑い)」

 インドネシアの地で披露された天皇陛下のギャグは、雅子さまをはじめ、居合わせた関係者の爆笑を誘った。

 6月17日から23日まで、天皇皇后両陛下は国賓としてインドネシアを訪問された。雅子さまにとっては、実に約21年ぶりの国際親善の晴れ舞台となった。

 インドネシアご訪問を終えての両陛下のご感想で《日本語や日本文化など我が国に関心を寄せるインドネシアの学生・生徒さんや、インドネシアで暮らす日本の子ども達や若い人々と交流する機会を通して、両国の友好親善と協力関係における若い世代の可能性を感じました》とあったように、今回のご訪問では、両陛下のフランクなお人柄が垣間見えた。

 一例が、冒頭のギャグである。インドネシアの首都ジャカルタにある、日本留学経験者らによって設立されたダルマ・プルサダ大学で、学生の一人が「『NARUTO』というアニメが好きです」と話すと、陛下は冒頭のようにおっしゃり、会場は爆笑の渦に包まれた。

 また、雅子さまは、インドネシアの伝統的な布地、バティックのろうけつ染めを体験される際に「手が震える…」と緊張されたり、その直後に筆先からろうが垂れた際には「垂れちゃいました」と発言されたりと、楽しげなお声を届けられた。

 皇室記者は、「陛下にまけずおとらず、実は雅子さまもとてもジョーク好きだと思います」と話す。

「即位されて初めての那須のご静養の時です。那須塩原駅に到着されて、一般の出迎えの方々と触れ合っているとき、雅子さまが『私は50才を過ぎたら10の位は省略しているんです。だから私はいま5才です』とおっしゃった。このご静養で、陛下がハンカチで汗を拭いて『ハンカチ王子』とオヤジギャグを飛ばされたのは有名なエピソードですが、実は雅子さまも“自虐”ととれるようなジョークをおっしゃったのです。近くにいた愛子さまは『えっ』と絶句され、母娘の距離感の近さに、周囲の人たちは大笑いしたのです」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト