芸能

【幻の松本潤社長】東山紀之新社長のもと「東の嵐、西の関ジャニ∞」で率いるジャニーズ新体制

社長に就くと見られる東山紀之。ボクシングで心と体を鍛える(2023年8月)

社長に就任した東山紀之。ボクシングで心と体を鍛える(2023年8月)

 1962年の創業以来、同族経営を貫いたジャニーズ事務所で史上初のタレント社長が経営トップに就く。新体制で、組織の中心を担うのも事務所のDNAを受け継ぐ所属タレントたちだ。ジャニー喜多川前社長の性加害問題と真摯に向き合い、新しいエンタメの可能性を模索する精鋭チームの全貌とは──。

 9月2日の昼下がり、都内のボクシングジムで東山紀之(56才)が一心不乱にトレーニングに励んでいた。

 10年以上前にボクシングを始めて以来、週に数度のジム通いは欠かせないルーティンだ。東山はボクシングを通じて芝居の間合いや呼吸の合わせ方を学び、トレーニングの時間は日頃のプレッシャーから解き放たれる「息抜き」でもあるという。リングの上で汗だくになる東山。このとき、彼の胸中には何が去来していたのだろうか──。

 8月29日、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が調査結果報告書に関する会見を行った。そこで明らかにされたのはジャニー喜多川前社長(享年87)が1950年代から2010年代半ばにわたって性加害を行ってきたことの事実認定であり、再発防止策として提言されたのは「藤島ジュリー景子社長(57才)の辞任」だった。調査結果を受けてジャニーズ事務所は9月7日に会見を行った。

「今年3月に英BBCがジャニーさんの性加害問題を追及し、元所属タレントによる実名告発が相次ぐと、ジャニーズ事務所は厳しい批判にさらされました。ジュリーさんはジャニーさんの性加害を『知らなかった』と釈明したが、急場しのぎの説明と捉えられ、状況は一層悪化したのです」(テレビ局関係者)

 ジュリー氏はこの時点で、すでに社長の座を降りる意向を固めていたという。

 ジャニー氏がジャニーズ事務所を創業したのは1962年。以来、長年にわたって同族経営を続けてきたオーナー企業において後任選びは難航を極めた。

「当初は外部からプロ経営者を招聘する案もあったが、何人かに断られたそうです。ジャニーさんの性加害問題は日本のみならず世界各国で報じられ、外部の企業が介入するにはリスクが大きすぎる。米国や韓国の芸能事務所から会社を買いたいという打診もあったそうですが、ジュリーさんにその選択肢はなかった。外資に売れば、これまでにジャニーズが培ってきたエンタメの文化が消え、Jr.や所属タレントがバラバラになってしまう恐れがあるからです」(前出・テレビ局関係者)

 いまいる所属タレントを守るためにも、新社長はジャニーズのDNAを受け継ぐ人物でなければならない。候補として真っ先に名前があがったのは所属タレントの中でも最年長で“ジャニーズの長男”と呼ばれる東山だった。

 ボクシングで汗を流した翌日の朝、東山はキャスターを務める報道番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)に生出演したが、「今日の段階ではこれ以上のコメントを控えさせていただきます」と語るにとどまった。

 キャスターとしては口をつぐんだ東山だが、実は水面下では行動に移っていた。再発防止特別チームの会見が行われたあと、後輩たちと個別で話し合う機会を設けたという。

「木村拓哉さん(50才)とも会食し、お互いに腹を割って話すことができたといいます。ジャニーズの社長に就くことには大きな責任が伴い、批判の矢面に立つ覚悟が必要です。何より、所属タレントたちの同意を得ることが先決。すでに退所の意向を示しているタレントが複数いるそうで、慎重な根回しが行われていたとみられています」(前出・テレビ局関係者)

関連記事

トピックス

政治資金の使途について藤田文武共同代表はどう答えるか(時事通信)
《政治資金で使われた赤坂キャバクラは新規60分4000円》維新・奥下議員が訪れたリーズナブルなキャバの店内は…? 「モダンな内装に個室もなく…」 コロナ5類引き下げ前のタイミング
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
神奈川県藤沢市宮原地区にモスクが建設されることが判明した(左の写真はサンプルです)
《イスラム教モスク建設で大騒動》荒れる神奈川県藤沢市 SNSでは「土葬もされる」と虚偽情報も拡散 市議会には多くの反対陳情が
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《バリ島でへそ出しトップスで若者と密着》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)が現地警察に拘束されていた【海外メディアが一斉に報じる】
NEWSポストセブン
いまだ“会食ゼロ”だという
「働いて働いて…」を地で行く高市早苗首相、首相就任後の生活は“寝ない”“食べない”“電話出ない” 食事や睡眠を削って猛勉強、激ヤセぶりに周囲は心配
女性セブン
大谷が語った「遠征に行きたくない」の真意とは
《真美子さんとのリラックス空間》大谷翔平が「遠征に行きたくない」と語る“自宅の心地よさ”…外食はほとんどせず、自宅で節目に味わっていた「和の味覚」
NEWSポストセブン
逮捕された村上迦楼羅容疑者(時事通信フォト)
《闇バイト強盗事件・指示役の“素顔”》「不動産で儲かった」湾岸タワマンに住み、地下アイドルの推し活で浪費…“金髪巻き髪ギャル”に夢中
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年12月3日、撮影/JMPA)
《曾祖父母へご報告》グレーのロングドレスで参拝された愛子さま クローバーリーフカラー&Aラインシルエットのジャケットでフェミニンさも
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《約200枚の写真が一斉に》米・エプスタイン事件、未成年少女ら人身売買の“現場資料”を下院監視委員会が公開 「顧客リスト」開示に向けて前進か
NEWSポストセブン
指示役として逮捕された村上迦楼羅容疑者
「腹を蹴れ」「指を折れ」闇バイト主犯格逮捕で明るみに…首都圏18連続強盗事件の“恐怖の犯行実態”〈一回で儲かる仕事 あります〉TikTokフォロワー5万人の“20代主犯格”も
NEWSポストセブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《広瀬すずのぴったりレギンスも話題に》「アスレジャー」ファッション 世界的に流行でも「不適切」「不快感」とネガティブな反応をする人たちの心理
NEWSポストセブン
2018年、女優・木南晴夏と結婚した玉木宏
《ムキムキの腕で支える子育て》第2子誕生の玉木宏、妻・木南晴夏との休日で見せていた「全力パパ」の顔 ママチャリは自らチョイス
NEWSポストセブン