近藤真彦が2021年に退所すると事務所内で序列トップとなった

近藤真彦が2021年に退所すると事務所内で序列トップとなった

生田斗真が重要な役割へ

 新たな社長が検討された段階では事務所の経営に携わる幹部候補として、東山以外にも複数のタレントの名前があがった。

「中でも有力視されていたのがJr.を積極的に指導し、プロデューサーとしても高く評価される嵐の松本潤さん(40才)です。他事務所では、同年代の小栗旬さん(40才)が社長になった例もあり、変革をアピールするためにも若い松本さんを社長に推す声が内部にもありました。しかし、いまのジャニーズにとっては被害者や社会的責任と向き合うことが喫緊の課題。松本さんに重責を背負わせるのはあまりにも酷で、東山さんが引き受けた理由には後輩たちに苦労をかけたくない思いもあったのでしょう」(芸能リポーター)

 松本は、嵐やKing & Princeなどのコンサートで演出を手がけ、2021年12月にジャニーズ事務所の所属タレントが総出演した『Johnny’s Festival』では総合演出の大役を担った。

 ファンのみならず、Jr.からの信頼が厚い松本が、今後組織の中心となって新しいジャニーズを支えるキーパーソンになる可能性は高い。松本と同期でプライベートでも親しい生田斗真(38才)の動向にも業界の注目が集まっている。

「俳優として活躍する生田さんはジャニーズではめずらしく、過去に一度もグループに所属したことがない。松本さんや東山さんを支えるために、すでに先輩のTOKIOやKinKi Kidsにも直接、相談を持ちかけているそうで、新しいジャニーズでは重要な役割を果たしていくことになりそうです」(芸能関係者)

 一方で関西出身の人気グループやJr.を統率し、松本と同じくプロデューサーとしての能力を評価されているのが、関ジャニ∞の大倉忠義(38才)と横山裕(42才)だ。2人は2018年頃から関西ジャニーズJr.の育成にあたり、なにわ男子のデビューにも貢献した。「2人はJr.のLil かんさい、Boys beなどの指導にもあたり、彼らのステージの演出も担当しています。横山さんがプロデュースするAぇ! groupは、次期デビュー候補の最右翼。コントとダンス、歌に秀でた関ジャニ∞はJr.たちにとっても憧れの存在です」(前出・芸能リポーター)

 その横山と大倉がプロデュースの参考にし、大きな影響を受けたのが松本だった。2人は嵐のコンサートを熱心に研究し、松本が演出するステージから多くのことを学んだという。

 2018年11月、大阪・京セラドームで行われた関ジャニ∞のコンサート。急遽、ステージで曲を披露することになり、緊張で震えるデビュー前のなにわ男子に大倉は3つの教訓を授けた。

「『楽しむこと』、『この景色を忘れないこと』、そして『自分たちの力でここに帰ってくること』の3つだったといいます。大倉さんは視線の位置や顔の向き、舞台装置からの登場のタイミングなど“ファン目線”を意識した細かいアドバイスを送り、彼らのステージを成功に導いたそうです」(前出・芸能リポーター)

 大倉にはJr.時代に周囲に相談相手がいなかったという苦い思い出があった。自身が不安な日々を過ごしたからこそ、後輩には親身になって相談に乗り、時には厳しく指導するという。

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