左手にたこ焼きを持たれる佳子さま(写真/筑波大学附属高校の文化祭「桐陰祭」来場者提供)
以前から愛子さまは、年齢の近いいとこである佳子さまを慕われ、佳子さまも愛子さまをかわいがってこられた。
「佳子さまはとにかく面倒見がいい。まだ幼い愛子さまが秋篠宮邸を訪れられた際には、佳子さまの自室で、長い時間おふたりで遊ばれていたそうです。幼稚園の年長の頃には、愛子さまは佳子さまにならってフィギュアスケートを始められたり、髪形やファッションを真似されたりと、常日頃、佳子さまに憧れを持たれていました」(前出・宮内庁関係者)
紀子さまは2012年、会見で次のように明かされた。
「年齢が上がられますにつれて、敬宮さまは、佳子とお話をされていることが多くなっているように思います。恐らくふたりとも10代であり、そのような女の子同士のお話を楽しんでいるのではないかと思います」
姉妹のように仲を深められたおふたりだが、決定的に異なるのが、お立場である。天皇家の長子である愛子さまと宮家の次女である佳子さまでは、一挙手一投足の注目度が段違いなのだ。
「愛子さまが佳子さまを慕われていること自体は問題ではないでしょう。雅子さまは、佳子さまの“思想”に愛子さまが影響を受けられる可能性にも、憂慮されているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまを天皇にしたいのか
具体的なお相手こそ報じられていないものの、佳子さまは、眞子さんと同じくご結婚によって皇室を出ることを望まれているとされる。一方の愛子さまは、成年に際する会見で両陛下にお伝えしたいことについて問われ、「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」と話された。
「仮に愛子さまが皇室を離れたいと主張されても、雅子さまはご意思を尊重するでしょう。ただ、皇族数の確保は喫緊の課題で、愛子さまが皇籍を離脱されることが痛手であることは明らかです。また、雅子さまのご体調も本調子とはいえません。これからも愛子さまが望まれるのなら、一緒に時間を過ごしたいというのが雅子さまの本音でしょう。
佳子さまの『皇室を出たい』という強い意志に影響され、愛子さまのお考えが変わられることがあったら、雅子さまは残念に思われるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
懸念はひとつだけではない。佳子さまが近年注力されている「ジェンダー平等」だ。昨年10月、佳子さまはジェンダー平等に関するイベントに出席し、こう発言された。
「ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになること。自らの可能性を最大限に生かす道を選べるようになること。それが当たり前の社会になることを切に願います」