それでもなお法廷での闘いに臨むのが“笑いのカリスマ”としての矜持なのだろうか。当事者以外に目撃者がいない密室の現場で、性加害があったかどうかを判断することは困難を極める。司法の場では、被害に遭ったことを主張する女性側の認識が大きく影響するという。
「報道内容だけを見れば、松本さんが不利であることは否めません。また、仮に裁判に勝ったとしても、松本さんのイメージが変わるかもしれず、今後、テレビや配信番組の最前線に復帰することは容易ではないでしょう。
ただ、そうしたリスクについて周囲から説明されても、松本さんの意思は変わらなかった。自分の名誉だけでなく、家族や後輩のためにも勝たなければならないという思いを強くしている。還暦を迎え“引退”の二文字が何度も頭をよぎったが、こうした形での幕引きは絶対に違うと考えているようです」(前出・松本の知人)
希代の天才芸人といわれた松本は、彼にしか思いつくことのできない逆転の発想で運を引き寄せることができるだろうか。
※女性セブン2024年2月8日号