エマニュエル駐日米国大使は、大谷の愛犬にも特製のピザを用意して歓迎(写真はXより)

エマニュエル駐日米国大使は、大谷の愛犬にも特製のビザを用意して歓迎(写真はXより)

日替わりポルシェは撮影禁止に

 絶大な人気を誇る大谷だが、巨額契約を結び新天地で迎える今シーズンへの思いはひとしおだ。昨年、二刀流の継続のため、2度目の右肘手術に挑んだが、ソウルでの開幕戦に向けて、調整は順調そのもの。

「実践形式の打撃練習では早速、特大ホームランを放ち、格の違いを見せつけていました。現場では、大谷選手が“開幕に間に合わない”とか“韓国に行かない”という不安は一切聞こえてきません。代理人のネズ・バレロ氏もすべての段階を順調に通過していると、自信を持っているようです」(スポーツジャーナリスト)

 誰もが期待する今シーズンの大谷の活躍。その分、野球以外の面でも注目は増すばかりだ。2022年からポルシェとアンバサダー契約を結ぶ大谷は、キャンプでは自分でポルシェを運転して球場に通うことも。当初は連日、車を替えていたことから「今日はどんなポルシェに乗ってくるのか」と“日替わりポルシェ”が注目を集めた。

「しかし、日替わりポルシェは3日で撮影禁止になってしまいました。駐車場の出入り口に報道陣が殺到するため、一部の選手から苦情が出たようです。たしかに運転する側からすれば危なくて仕方がないですからね……。最近では、取材陣から大谷選手のことばかり聞かれることに辟易し、コメントするのを嫌がる選手も出始めています」(前出・在米ジャーナリスト)

 報道陣は例年の数倍に膨れ上がり、ドジャース側が急遽「各社2名まで」という異例の取材規制を設けたほど、現地での取材合戦は熱を帯びている。こうしたピリピリした空気の中で発生したのが、今回の韓国メディアによる盗撮騒ぎだったわけだ。

「球団が無期限取材活動禁止という厳しい対応で臨んだ背景には、大谷選手の怒りも感じられます。過熱気味の海外メディアに警鐘を鳴らし、ルールを守って取材活動をしている地元メディアや同僚の選手たちに配慮するという意味もあったのではないでしょうか」(前出・在米ジャーナリスト)

 キャンプイン当初こそ予定外のインタビューに応じることもあった大谷だが、最近では取材に応じる機会も少ないそうだ。

「練習風景は公開されていますが、大谷選手の肉声を聞くチャンスは限定的。そんななか、2月22日(日本時間)に久しぶりの囲み取材がありました。キャンプ地入りが明言されている愛犬・デコピンへの関心は高く、海外メディアの記者からは『ワンちゃん、元気?』と日本語で質問がとび、大谷選手が笑顔で『He is good』と応じる場面もありました。

 ドジャースのキャンプ地・アリゾナ州グレンデールは、犬の散歩にはもってこいの田舎町なのですが、いまのところ大谷選手とデコピンの目撃談はないですね。人目につかないように散歩したりして、練習以外はデコピンとリラックスした時間を過ごしているのでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 新天地でのプレッシャーも、不届き者による迷惑行為もなんのその。”相棒”と共に牙を研ぐ、今年の大谷に死角はない。

※女性セブン2024年3月14日号

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