22時を回る頃、帰路についた(3月)
将来の天皇家「秋篠宮家」の血縁
それでも眞子さんに「帰国」という選択肢はない。彼女は秋篠宮ご夫妻だけでなく、日本と徹底的に距離を取りたがっているという。
「眞子さんの日本に対する不信感は相当なもので、宮内庁や在ニューヨーク日本国総領事館など自分たちの“味方”である組織にも黙って行動することがありました。セキュリティー上は困ることなんですが……」(前出・宮内庁関係者)
眞子さんの思いとは裏腹に、日本では女性皇族の扱いを中心に皇室制度改革が検討されている。現行の皇室典範では、女性皇族は結婚によって皇室を離れるということになっているが、「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する」方向で調整が進む。議論が進展した背景には、公務を担う「皇族数の減少」および、「安定的な皇位継承」の問題が喫緊の課題として認識されているという構図がある。
「結婚後も皇族の身分を保持する対象として想定されているのは、愛子さまや佳子さまでしょう。しかし、いまの女性皇族が皇室に残ったとしても、皇室の喫緊の課題は解決に至るわけではありません。今後、元皇族や、旧宮家の男系男子などの皇族に準じる方々が議論の対象になる可能性は充分あります」(前出・宮内庁関係者)
結婚によって皇室を離れた眞子さんだが、元皇族であり将来の天皇の実姉であることに変わりはない。血縁関係がある以上、彼女は生涯、皇室と無関係ではいられない。
「皇族数の確保のために対象を広げるとなれば、悠仁さまの実姉である眞子さんは真っ先に候補に挙がるでしょう。もし子供を産むことがあれば、その子も対象となるかもしれません」(前出・宮内庁関係者)
悠仁さまに必ずお子様が誕生されるとも限らない以上、将来の天皇家である「秋篠宮家」の次世代の子供の存在は重要である。
「眞子さんは皇室の未来を左右するキーパーソンといっても過言ではありません。アメリカでの生活の如何にかかわらず、皇室に再びかかわる未来がくるかもしれない。眞子さんもそのことは理解しているでしょう」(前出・宮内庁関係者)
立ち直ることはできるか。
(了。前編から読む)
※女性セブン2024年4月18日号