芸能

《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性

不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)

不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)

 2023年6月に不倫が報じられた広末涼子(43才)が、4月17日のイベントに登壇。離婚し、所属事務所を独立してから初めて公の場に姿を見せた。世間からは、男性タレントよりも厳しく見られがちな女性タレントの不倫。復帰してもそれ以前のような活躍ができなくなるケースも多い。そんな芸能界で広末はどんな道を進むのか。有名人批評に定評があり、夫婦に関する問題についても執筆活動を行うライター・仁科友里さんが分析する。

* * *

トラブル続きのヒロスエと引き続き活躍する斉藤由貴

 昨年報じられた俳優・広末涼子さんと人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫。ヒロスエさんによる鳥羽氏あてのラブレターが『週刊文春』に掲載され、話題となりました。また、ヒロスエさんと当時の事務所に内緒で自ら記者会見をセッティングした元夫のキャンドル・ジュン氏によって、良き妻、母であるヒロスエさんだけれども、“精神的に限界が来ると不倫をしてしまい、それが世間にバレないように話をつけに行った”など、不貞行為が初めてではないことを暴露されてしまいます。所属事務所とのトラブルも報じられ、その後、独立するなどヒロスエは御難続き。

 そのため、彼女の芸能界復帰は厳しいのではないかと見る人もいますが、私はこんなことでヒロスエさんがダメになるわけがないと思うのです。

 タレント・ベッキーさんの不倫報道を皮切りに、芸能人の不倫報道が増えたように感じていますが、不倫をしても世間に許される人と許されない人がいるような気がします。たとえば、ベッキーさんをテレビで見かけることは減りましたが、医師との不倫報道があった女優・斉藤由貴さんはドラマはもちろん、『突然ですか占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演して、占い師に「もう1回、世間を騒がす状態が61〜62歳で入って来る」と指摘されるなど、もはや不倫を“笑い”にしている感さえあります。

この違いは何なのか。今回は、不倫をした女性芸能人の世間から許される条件について、考えてみたいと思います。

世間から許される条件3つ

 私の考える不倫した女性芸能人が「世間から許される条件」は、以下の3つです。

1.本業で確固たる地位を築いていること
2.ワキが甘いこと
3.トクをしていないこと

 まず1つめ。不倫報道の盛り上がりは倫理の問題ではなく、その人の知名度に比例するところが大きいと感じています。若者に人気のYouTuberよりも、老若男女に名前が浸透している、つまり映画やドラマの常連のような人のほうがインパクトがあり、どうしても騒がれてしまいます。しかし、本業で地位を築いている分、その世界から再び求められる可能性が高いとも言えるわけです。ただ、テレビはコンプライアンスを強化していますし、スポンサーも不祥事を嫌いますから、ベッキーさんのようにテレビのバラエティを主戦場にするタレントは、出演が厳しくなることが予想されます。

 2つめは、ズルくないと言い換えてもいいでしょう。ヒロスエさんと斉藤さんの共通点として、独身時代から男性との交際報道が多かったことが挙げられます。ヒロスエさんは不倫ではないものの、ボーイフレンドとのデートを頻繁に週刊誌に撮られています。

 斉藤さんはNHK連続テレビ小説『はね駒』のヒロインを演じ、高視聴率を記録するなど清純派女優として人気でしたが、写真週刊誌に妻子ある尾崎豊さんとのキスや小樽でのデートを撮られてしまいます。その数年後には、俳優・川崎麻世さんとの不倫が報じられます。川崎さんは会見を開き、その様子を当時の妻のカイヤさんが仁王立ちして見ていたことも話題になりました。

 2人ともアイドルなんだから気をつけなさいといいたいところですが、朝ドラ『すずらん」のヒロインだった遠野なぎこさんは「一度も愛してくれなかった母へ 一度も愛せなかった男たちへ』(ブックマン社)において、男性スキャンダルがご法度とされていたので、バレないように意中の男性を自分の楽屋にひっぱりこんでいたことを明かしています。

 こういうやり口と比べると、コソコソしない斉藤さんやヒロスエさんは裏表がない、ズルくない人たちと言えるのではないでしょうか。少なくとも、2人の独身時代を知っている人たちにとっては、彼女たちが不倫したとしても「昔から、そういうタイプだったよね」とあまり驚かないと思います。一方のベッキーさんは、いろいろなバラエティ番組で「サインをしたら、その人の幸せを祈る」と話すなど、優等生キャラで売っていました。そんなベッキーさんが不倫をし、相手の離婚届けの提出を待ちわびる様子のLINEが週刊誌に掲載されてしまった。こうなると、「ベッキーっていい人ぶっていたけど、本当はそうじゃなかったんだ」と思う人もいたでしょう。優等生キャラが仇になって、不倫が必要以上のダメージとなってしまったのだと思います。

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト