国内

愛子さま、初の単独公務は『源氏物語』の特別展 「造詣が深く鋭い質問もありドキっとしました」と担当者も驚き

日赤では上司や先輩と積極的にかかわられているようだ(4月、東京・港区。写真/JMPA)

日赤では上司や先輩と積極的にかかわられているようだ(4月、東京・港区。写真/JMPA)

 皇居のほど近くにある国立公文書館(東京・千代田区)に天皇家の長女・愛子さまが到着されたのは、5月11日、閉館時間から約1時間後の午後6時を過ぎた頃だった。送迎のお車から降りられた愛子さまは足早に歩を進め、館内に向かわれた。

 この日は愛子さまにとって初の単独公務だった。春の特別展「夢みる光源氏 -公文書館で平安文学ナナメ読み!-」のご視察で、館内では『源氏物語』やその注釈書を中心とした平安文学に関する貴重な資料が展示されていた。もともと愛子さまは大学で平安時代の文学を熱心に研究された“専門家”でもある。

 御発予定時刻から遅れること10分弱、1時間ほど熱心に展示をご覧になったのち、愛子さまは公文書館を後にされた。平安時代の皇族や貴族の「儚い恋の物語」に、愛子さまは何を見出されただろうか。

 4月1日から日本赤十字社(以下、日赤)で常勤の嘱託職員として働かれている愛子さま。配属先は青少年・ボランティア課で、研修会の運営や、ボランティアに関する情報誌の編集を担当されているという。

「愛子さまは、皇室のご活動のある日もお出ましの後にドレスを着替えて出社されるなど、熱心に働かれています。日赤側は当初、週3日程度の出勤を想定していたそうですが、愛子さまは今日に至るまでほとんど会社を休まれていません。一日も早く実務を覚え、仕事を全うしたいというお気持ちがあるのかもしれません」(宮内庁関係者)

 5月15日には、雅子さまが名誉総裁として出席される「全国赤十字大会」が、日赤の主催で開催される。

「愛子さまが雅子さまと共演されることを期待する声もありましたが、愛子さまは裏方に徹することを選ばれたようです。特別扱いはしないでほしいという強いご意向もあるようで、日赤内では一社会人として働きたいということなのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 働き詰めの愛子さまだが、5月2~7日は御料牧場(栃木県高根沢町)で両陛下とともに静養された。

「牧場内で栽培されている野菜を収穫して召し上がったほか、昨年のご静養中に生まれ、愛子さま自ら『レインボー』と名付けられた牛と再会されたそうです」(皇室記者)

 リフレッシュを挟み、職場に復帰された愛子さま。連休明けの初の週末には“休日返上”で、冒頭のように初めての単独公務に臨まれた。

「平日は日赤での仕事があるので、公務やお出ましは週末が中心になるのではないでしょうか。愛子さまにとって、人前に出られる皇室のご活動も“仕事”ですから、オーバーワークでご体調を崩されないか心配です。

 ただ今回は、学習院大学の文学部日本語日本文学科で学ばれ、中世の和歌に関する卒業論文を提出された愛子さまにとって精通されている分野の公務でしたから、負担に感じられるというより、味わうように好奇心を満たされたかもしれません」(前出・宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン
ロシアで勾留中に死亡したウクライナ人フリージャーナリスト、ビクトリア・ロシチナさん(Facebook /時事通信フォト)
脳、眼球、咽頭が摘出、体重は20キロ台…“激しい拷問”受けたウクライナ人女性記者の葬儀を覆った“深い悲しみと怒り”「大行列ができ軍人が『ビクトリアに栄光あれ!』と…」
NEWSポストセブン
谷本容疑者(35)の地元を取材すると、ある暗い過去があることがわかった(共同通信)
「小学生時代は不登校気味」「1人でエアガンをバンバン撃っていた」“異常な思考”はいつ芽生えたのか…谷本将志容疑者の少年時代とは【神戸市・24歳女性刺殺】
NEWSポストセブン
大谷の「二刀流登板日」に私服で観戦した真美子さん(共同通信)
「私服姿の真美子さんが駆けつけて…」大谷翔平が妻を招いた「二刀流登板日」、インタビューに「今がキャリアの頂上」と語った“覚悟と焦燥”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《お腹にそっと手を当てて》ひとり娘の趣里は区役所を訪れ…背中を押す水谷豊・伊藤蘭、育んできた3人家族の「絆」
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
《前科は懲役2年6か月執行猶予5年》「ストーカーだけでなく盗撮も…」「5回オートロックすり抜け」公判でも“相当悪質”と指摘された谷本将志容疑者の“首締め告白事件”の内幕
NEWSポストセブン
硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン