戒厳令宣言後、国会前では市民と兵士らのもみ合いが続いた

戒厳令宣言後、国会前では市民と兵士らのもみ合いが続いた(写真/ゲッティイメージズ)

「2024年4月の総選挙で与党が大敗し、いわゆる“ねじれ国会”の状況です。予算も通すことのできない厳しい政権運営を迫られていました。さらに、“美しすぎる大統領夫人”とも呼ばれた金建希夫人(52才)にかかわる数々の疑惑が噴出し、窮地に立っていたのです。今回はこの危機をひっくり返すため、最後の手段として戒厳令を出したとみられています」(前出・国際部記者)

 韓国国内では2022年の大統領選期間中から、金夫人が注目の的になっていた。

「ぱっちりとした大きな目にすっと通った鼻筋、抜群のスタイルという美貌が話題を集めました。また、美術系の制作・投資会社の社長を務め、資産は7億円という実業家としての経歴も脚光を浴びました」(現地特派員)

 ファッションシーンでも「完売の女」と呼ばれるほどの影響力を持っていた。

「彼女が着用したスカートやサンダルなどは、即刻売り切れになるほどの人気商品に。さらに韓国語で“建希愛してる”を意味する『ゴンサラン』と名付けられたファンクラブも開設され、会員は10万人に迫る勢いでした」(在韓ライター)

 そんな金夫人は39才のとき、当時51才で検察官だった尹氏と結婚。

「もともとはホステス出身で、尹氏ら検察官たちがよく通っているクラブに勤務していたという噂です。尹氏はその美しさに惚れ込んだものの、12才という年の差もあって一度はもらった彼女の名刺を捨てたそうです。

 しかし、どうしても諦めきれず、記憶をたどってメールを送り、交際に発展、結婚に至った。料理が得意な尹氏のプロポーズの言葉は『きみのために一生ご飯をつくってあげる』だとか。彼のぞっこんぶりがうかがえます」(前出・在韓ライター)

 一方、ファーストレディー就任前には金夫人の学生時代の写真が流出し、あまりの変貌ぶりに「整形」が話題になったことも。本人は韓国メディアの取材に対して、「目を整形したのよ。もともと二重だったんだけど不揃いで」と大学時代の整形をあっさりと認めたという。

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