番組では変わるがわる派手な髪色で登場されていたあいりさん
──あいりさんも、大学生と古着屋経営の“二足の草鞋”生活のなかで、苦悶の表情を何度も浮かべられていました。
「常連さんにそう言われたので、自分も後からちょっとは見てみたんですが、まさにその通りで。撮影中はいつも通りに接客して、それにただカメラがついてきているって感じだったんですけど、放送では結構暗いとこばかり使われている印象でしたね。でも、そういう番組ですもんね。普段はもっとテンション高いと思います」
──撮影の時期はいつからいつまでだったんですか?
「約1年前の2024年の6月から2025年の初売りまでですね。でも最初は、こんなに長く撮影すると思ってなくて。出演が決まったのも、ある日、お店にふらっとテレビ局の方が来られて『今度、古着屋の番組を作るので、もしよかったら撮影させてください』と言われ、軽い気持ちで『はい、オッケーです』って答えたのがキッカケだったんです。それが、気づけば半年間も密着されて、正直驚きました」
──そもそもなぜ古着屋をやろうと思ったんですか?
「高校生のとき、古着が好きだったんですよ。でも高校在学中は無理なので卒業したらやろう、と。高校卒業にあわせて、地元の宮城県を出て下北沢にやってきて、上京1年目に開業したって流れです」
──進学の都合ではなく、最初から古着屋を経営するつもりで上京したんですか。
「はい。ぶっちゃけ高校3年生の9月ぐらいまで、進学するかどうかも悩んでいました。古着屋1本に絞って頑張るという選択肢もあったんですが、一応大学も行っておこうと思って」
