9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが入学された筑波大学(茨城県つくば市)で、6月上旬の週末、新入生が中心となった学園祭が開かれた。
「悠仁さまはクラスメートが出店した模擬店の手伝いをされていました。なんでも“わらび餅ドリンク”という、不思議な飲み物を売っていたようで、悠仁さまは“裏方”でご学友たちと楽しそうに話されていましたよ。今春、筑波大学附属高校から筑波大に現役合格したのは悠仁さまを含めて3人だけで、ほとんどの同級生とは“はじめまして”でしたが、着々と新たな交友の輪を広げられているようです」(筑波大関係者)
本誌『女性セブン』は5月上旬、筑波大近くの町中華の店で、悠仁さまが同級生と食事されている姿を目撃した。店を出られたのは夜9時を過ぎた頃だった。
「東京・赤坂御用地内の秋篠宮邸と、つくば市内に借りた民間の集合住宅での“二拠点生活”が公表されていますが、現段階では宮邸にお帰りになることがほとんどのようです。遅い時間帯は道路がすいているため、車通学にストレスを感じられていないとか」(宮内庁関係者)
充実のキャンパスライフの半面、悠仁さまの今後を危惧する声もある。冒頭の学園祭で、悠仁さまは女性グループを含めた学生からの“撮影リクエスト”にピースサインで気さくに応じられていた。
「悠仁さまのお隣、それこそ“ゼロ距離”まで近づいて撮影している人もいたようです。国民からの親近感は、皇室にとって重要な要素。特に高齢化と先細りが著しい皇室では、悠仁さまや愛子さまの存在が、若い世代からの支持には欠かせません。
ただ、あまりに距離が近くなりすぎることは、警護の観点だけでなく、将来の天皇である悠仁さまに対する畏敬心が国民の間で育まれないということにつながりかねません。大学には一般の人も参加できるイベントが多くありますから、“会いに行ける皇族”のように見られることは避けたい」(別の宮内庁関係者)
前例はある。エリザベス女王在位中から「開かれた王室」を標榜したイギリス王室だ。いち早くSNSの運用を始め、プライベートの様子も発信してきたが……。
「人間性が広く伝わって親しみが醸成された一方、国民に近づきすぎた結果、威厳を失った王室に対する“不要論”が燻る事態になりました」(英事情に詳しいジャーナリスト)
日本の皇室にも、難しいバランス感覚が求められている。
※女性セブン2025年6月26日号