飛行機移動中の佳子さま(Xより)
生成AIを用いた“佳子さまダンス”が物議
その問題とは、生成AIを悪用して作成されたディープフェイクだ。昨今の動画生成AIの技術発展に伴い、ネット上では著名人をモデルとした“フェイク動画”が多く作られ物議を醸している。そんななか、動画共有アプリ「TikTok」では、佳子さまをモデルとしたダンス動画も投稿されているという。前出・皇室ジャーナリストが語る。
「今年の1月ごろから、とあるアカウントが佳子さまや悠仁さまをモデルに、激しいダンスなどをさせる動画を投稿し始めました。なかには70万再生を超える動画も存在している。
プロフィール欄には『AI動画メインです。あまり真に受けないように』との文言がありますが、世界中のユーザーが閲覧できるプラットフォームにこうした“フェイク動画”を投稿することで、誤解を招く恐れもあるとして、非難の声も上がっています。
また、画像共有SNSのひとつ、Pinterest(ピンタレスト)では、佳子さまに水着やレオタードなどの服装をさせる生成AI画像が投稿されている。こちらについてはAIを用いているという注釈がないものも存在しています」(同前)
これらの投稿について、宮内庁に問い合わせると、以下の回答が得られた。
「お尋ねの生成AIによるフェイク画像などのリスクについては認識しており、偽情報の発信・拡散等があれば、必要に応じて、SNS事業者や警察庁を始めとする関係省庁等と連携して対応を行うこととしています」(宮内庁総務課・担当者)
悪質な投稿が相次ぐ事態に、宮内庁も頭を悩ませているようだ──。