中越地震で被害の大きかった小千谷市の「錦鯉の里」にて、お見送りに集まった園児たちと目線を合わせ、笑顔でお話しになる愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA)
上品さと親しみやすさを併せ持つメイク
現地の方と触れ合い、自然体で柔らかな笑顔を見せられていた愛子さま。その表情に宿る上品さを、さりげないメイクが引き立てていたのも印象的だった。美容エディターの天野宏香氏が解説する。
「上品さと親しみやすさが両立する美しいメイクです。あえて眉山を作らずハの字に落ちる形の眉や、丹精にファンデーションが塗られたセミマット(適度なツヤ感とマットな質感を合わせ持った仕上がり)な肌が、自然体で好印象です。愛子さまの笑顔は、こちらまで自然と穏やかな気持ちにさせてくれますが、その優しさがメイクからも滲み出ていますね。
また、頬の高い位置にピンクのチークを丸く入れることで、可愛らしさと温もりを感じる肌感を演出しています。流行を積極的に取り入れるというよりも、場に合わせた装いを意識されているのかと思います。今回は、トラディショナルなスーツスタイルに合わせた気品漂うメイクでした」
天野氏は、お召し物に合わせて変化させていたヘアスタイルにも注目する。
「7日、ライトブルーの襟付きのお洋服をお召しになった際は、顔周りの髪をまとめ上げていた愛子さま。“大人の皇族”としての気品がありつつも、下ろした前髪は若々しさを感じさせます。
一方で、翌日に純白コーデを披露された際には、襟なしのジャケットに合わせてハーフアップのスタイルに。エレガントな印象を与える横顔がとても素敵でしたね」(同前)
ますます“大人の女性”として魅力的になられていく愛子さま。これからも上品で優しい笑顔を振りまいてくれることだろう。