公判当日は、キャラクターが描かれた長袖のTシャツを着て入廷をした
切れた指の残りの箇所は、佐藤被告が薬品に詰めた瓶に入れて冷凍庫に入れた。手当は包帯とガーゼをあてるのみで、病院へ行きたい旨を伝えると「行って、何て言うの?」「なんで頑張って切ったのに、お前繋げようとしてんの?」と聞き入れられなかった。
弁護人は、警察に通報していない点、睡眠薬の服用や指の切り方を自分で調べた点、斧で殺されるかもしれない恐怖感を覚えながらも一度は眠りについた点などについてAさんに疑問を呈していたが、Aさんはそれぞれ冷静に回答をした。しかし、法廷では冷静に回答できるだけに、当時はなぜAさんが冷静になれなかったのかは、法廷にいる人物の多くが、そしてAさん自身も疑問に思っているようであった。
第3回記事では、3件目の暴行事件の詳細や、警察が介入してAさんが佐藤被告から離れられた時の心境について報じている。
●取材・文/普通(裁判ライター)
