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《また恋をしたいとは思っています》パティシエの鎧塚俊彦氏、妻・川島なお美さんを亡くして自問自答の10年「僕らの選択は正しかったのか…」

川島なお美さんを支え続けた、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(2011年10月)

川島なお美さんを支え続けた、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(2011年10月)

 2015年に54歳の若さで女優・川島なお美さんが亡くなって10年──。亡くなる直前まで舞台に立ち、女優としてのプライドを守り続けた川島さんの生き様に、胸打たれた人も多かっただろう。そんな川島さんをかたわらで見守り、支え続けたのが夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(60)だった。

『一緒にお墓に入りたいからできれば再婚しないでね』という川島さんが遺した言葉は、大きな反響を呼んだ。現在も川島さんの遺志を背負い、様々な活動を続ける鎧塚氏だが、返ってきたのは「新しい出会いを拒絶しているわけではありません」という、意外な言葉だった。

 旅立ちから10年を節目に、家では別人だった川島さんの素顔、忘れられない最後の10日間、新しいパートナーとの出会いについて胸中を語った。【前後編の前編】

“女優”の顔、“家”での顔

 女房が亡くなって10年。一生懸命に仕事をさせていただき、日々、精一杯生きてきた、という感じでしょうか。寂しいことは寂しいですが、落ち込んだり、塞ぎ込むことはありません。女房のいない寂しさを、忙しさでまぎらわせてきた、というわけでもないと思います。

 ただ、女房がいたときは、「週に1日は休みをとって一緒に過ごしてね」と言われていたので、店が休みの火曜日は仕事から離れ、女房とゴルフをしたり、旅行に行ったり、舞台を観に行ったりしていました。

 女房のことは、日々いろいろと思い出しますよ。楽しかったこととか、婚約した頃のこととか。婚約当時、オーナーの私はスタッフとは違い、店の厨房に1日18時間以上詰めてケーキを作るばかりだったのですが、女房が「それではいけない」と、僕をそこから引っ張り出してくれました。それから僕の人生は大きく変わっていったと感じています。

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