「深田監督の作品が身近な人のドキュメンタリーのようにも見えるのは、このような演出や指導の積み重ねなのだと思いました」(齊藤)
「客観的にグループと自分を見ていた」
齊藤に、アイドル時代に「恋愛禁止」の世間的な風潮を感じる時はあったのかと単刀直入に聞くと、「具体的にそういう話をメンバーやスタッフ、ファンと話すことは一切なかった」と語るも、当時のグループ、齊藤自身を客観的に認識していたことを明かした。
「当時からグループや自分を客観的に見る意識は強かったです。『握手会でこんなことやってみよう、こんなファンサービスをしてみよう』みたいなことはいろいろ考えていました。卒業のタイミングも引いた目線で考えたりしていました。
具体的にそういう話をメンバーやスタッフ、ファンの方と話すことは一切なかったのですが、日々インターネットでそういった話題を見かけることは今も多いと思います。明確な意見を元アイドルの私が発言するのは正直難しいのですが、この映画をご覧いただき、暗黙のルールとされるものを考えるきっかけになるといいなと思います」
現実では語りえない「恋愛禁止」の難題について、齊藤の演技は問いかけている。
【プロフィール】
齊藤京子(さいとう・きょうこ)/1997年9月5日生まれ、東京都出身。アイドルグループ・日向坂46の元メンバー。主な出演作には映画『#真相をお話しします』(2025)、『教場 Reunion/Requiem』(2026)、ドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)など。
撮影/熊谷貫
