こうした背景を理解すると、韓国に対して手を差し伸べるのは馬鹿らしく思えるが、日本はどう対応するべきなのか。山口県立大学の浅羽祐樹准教授(比較政治学、韓国政治)はこう語る。

「応じればいいのではないですか。上から目線のご都合主義で、日本人からすればムカつくかもしれないが、日本にとっても韓国が役立つのなら、お互いに協力してもいいと思います。用日論に対して、日本が“用韓論”で対応するのはアリでしょう」

 あえて大人の対応をすべきだという。最近、韓国を訪問したジャーナリストの宇田川敬介氏は、そのうちに韓国のほうでさらなる変化が起きる可能性があるという。

「韓国の学者の間では、『用日論→要日論→従日論』へと流れて行くという見方が出ている。どういうことかというと、今のように経済の勢いを失っている中で、経済界から用日論がわき上がっている。

 が、それでも韓国政府が『告げ口外交』を繰り返して反日を訴え続ければ、日本を活用どころか、日本がなくてはならない必要な存在になり(要日論)、さらには日本に従わねばならない経済状況になりかねない(従日論)──ということ。

 韓国が中国と距離を置き、日本にシフトしないと、いずれ『従日』にならざるを得なくなるという意見が出ているんです」

 その時、日本は手を差し伸べてあげるべきか?

※週刊ポスト2014年2月14日号

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