芸能

気象予報士業界も「異常気象」? 不倫体質は仕事柄か社風か

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が、巷で話題の芸能ニュースをさらに突っ込んで分析する「芸能耳年増」の連載が本サイトにてスタート。今回は、昨年末に世間を騒がせた気象予報士のW不倫ネタを斬る!

 * * *
 向井理&国仲涼子、杏&東出昌大だけではないだろうとは予想していたが、すっかり忘れていた永井大と中越典子がゴールインしたり、まさかの米倉涼子だとか、菊地凛子&染谷将太という“国際派”年の差婚があったり…と、オメデタ続きだった年末年始。

「こんなに多くの芸能人が結婚した年末年始は初めて」(フジテレビ系『めざましテレビ』の軽部真一アナ談)だそうである。

 そんな中、やがて正月休みに入ろうというワイドショーのスタッフたちをザワつかせた芸能ネタはこうした結婚話ではなかった。昨年末発売の『週刊文春』(1月1日・8日 新年特大号)に掲載された「NHKお天気お姉さん 岡村真美子 “変態ダブル不倫”低気圧」なる見出しで報じられた、通称「魔法少女」の岡村さんと、「妻子持ち気象予報士」TBS系『ひるおび』の佐藤大介氏、そして「気象庁関係者」A氏にまつわる記事だ。

 ふつう、W不倫というのは、共に結婚している男女が不倫することを指すが、今回は、女性の岡村さんは独身で、佐藤さんとAさんは妻子持ちという変態、いや変形W不倫。記事によれば、岡村さんと佐藤さんの関係を知ったA氏が、あろうことか佐藤さんの自宅を訪れ、全てをぶちまけようと企て、警察沙汰になったのだという。

 記事には岡村さんと佐藤さんがベッタリ寄り添う写真が何枚も掲載されており、その出所を辿るだけでも、当事者3人のドタバタぶりがわかろうというものだ。

『週刊文春』発売を受け、岡村さんと佐藤さんが所属する『ウェザーマップ』のHPには「お詫びとご報告」なる文章がアップされた。

「このたびの当社所属気象予報士佐藤大介、同岡村真美子に関する一連の報道の件について、関係者および視聴者の皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしましたこと、ここにお詫び申し上げます。上記2名につきましては、ニュース番組で気象情報をお伝えするという役割の重要性に鑑み、NHK『ニュース7』、TBS『ひるおび!』内『JNNニュース』の各番組に対し、降板の申し入れをいたしました」(後略)

 その後、同社のHPはパンク状態に陥り、年末年始の気象予報などが一切閲覧できなくなった。年明け、やっとつながったHPを閲覧したところ、50名以上所属するお天気キャスター一覧のページに、岡村さんと佐藤さんのプロフィール写真はなくなっていた。
 
「異常気象」という言葉が一般化し、「爆弾低気圧」「殺人台風」といった物騒なワードが天気予報で聞かれるようになった昨今。ニュース番組やワイドショーでは天気予報の時間がどんどん長くなっている。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)をはじめ、冒頭から気象ネタというワイドショーも少なくなく、そこには必ず「気象予報士の〇〇さん」が登場する。

 資格取得は年々難しくなっているそうで、「石原良純が取ったときからは比べものにならない」(某気象予報士談)らしい(苦笑)。というワケで、この資格を取得すれば“女子アナ30才定年説”もクリアできる…と、有名気象予報士を局に呼んで勉強会を開いているテレビ局もあるのだが、「ボクの教え方がいけないんでしょうか。いままでひとりも受かったことがない」(同前)というほど、狭き門だそうだ。

 が、『めざましテレビ』(フジテレビ系)の歴代お天気キャスターのように、資格をもたずにお天気コーナーを担当しているキャスターもいる。かつて皆藤愛子さんは「私は気象予報士さんの予報を読んでるだけです!」と天真爛漫に答えていたっけ。

 それでも彼女は長年「好きな気象予報士・お天気キャスターランキング」のトップに君臨していたし、『めざまし~』の場合は、角田華子さんが昔から「華ちゃん」と、名前に“ちゃんづけ”して呼ばれ、視聴者からもスタッフからも愛されている。

 この可愛がられっぷりは他局も同様で、私が以前出演していた『やじうま土曜日』(テレビ朝日系)のお天気を担当していた山岸舞彩さんも、局アナやコメンテーターから「舞彩ちゃん」と呼ばれ、女子アナとはまた別の愛され方をしていたように記憶する。

 晴れて気象予報士の資格を取得してからも、自分ひとりで予報できる人というのはなかなかいないらしく、先輩の予報士や仲間と情報交換しながら生放送に立っている予報士たち。今回、佐藤大介さんは『週刊文春』の取材に対し、自分は岡村さんの“教育係”だったというように答えているが、そういう“間柄”はわりとよく聞く話なのである。

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン