実は、「気象予報士」「不倫」「訴えられる」というワードで出て来る話が2年前にもあった。主人公は、在京局のアナウンサーで気象予報士の資格をもつKアナと、お天気キャスターのNさんだ。当時、報じた週刊誌によれば、Kアナとの仲を疑ったNさんの夫がKさんを訴えた…とのこと。二人は関係を否定したが、その後、Nさん夫妻は離婚してしまったと聞く。

 その記事中、コメントを寄せていたのがNさんの師匠であり、Kアナとも顔見知りの森田正光氏。そう、TBS系の天気予報でおなじみであり、日本全国の気象予報士の中でもっとも有名だと思われる「森田さん」である。

 その記事を読み驚いたのが、この件で取材を求められた森田さんのコメントというのが何ともいえずユルく、否定するでも二人を庇うでもないようなものだったことである。

 実は「森田さん」も2度、不倫騒動を週刊誌に報じられた“過去”があるため、あまり強くは言えなかったということなのだろうか。そして件の『ウェザーマップ』代表が、その森田さんなのである。

「これって社風なのでは?」。長年、各局のワイドショーを渡り歩いているフリーディレクターが苦笑していたが、新年、恒例の『森田さんのニッポン初日の出』(TBS系)に出演していた森田さんの様子をみると、氏のポジションは安泰であるようだ。「気象協会の森田さん」から、一度は落ちたが気象予報士の試験にも無事合格し、日本一の人気お天気キャスターとなった森田さんにとって、一度や二度の部下の不倫騒動など、通り雨みたいなものだったというのだろうか。

 ちなみにこの不倫騒動、『ウェザーマップ』以外の気象予報士さんたちによれば、「タレント気取りしているから、こんなことになるんじゃないの?」で意見は一致しているらしい。

 出入りしているテレビ局やラジオ局、さらには番組スタッフや出演者にも迷惑がかかる。さらには、下手すれば命に関わる天気予報だ。せっかく難しい試験を通って、気象予報士の資格を取得したのだから、しっかりしてもらいたいものだ。

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