芸能

「芸人は2度売れないといけない」説 有吉、アンガ田中の例も

「芸人は2度売れないといけない」――テレビ業界や芸人の間でよくいわれるのはそんな説である。最近、テレビで見かける芸人には、確かにその説があてはまるというのだ。例えばどんなケースがあるのか? 芸人の世界やテレビ業界の裏側を知り尽くすキャリア20年の放送作家A氏が検証した。

 * * *
 その昔、ダウンタウンの松本人志が、「大阪の芸人は2度売れないといけない」という主旨の発言をしていた。というのも東京をめざす在阪芸人にとってはまず地元で1度売れ、次は東京進出後、全国区に駆け上がるときにもう1度売れなければならないという宿命を負っているというのだ。

 これは、もはや大阪に限ったことではない。よしもとクリエイティブ・エージェンシーは、今や北海道・札幌や名古屋、広島、福岡、沖縄と全国各地に支社を持っているため、各地で頭角を現した芸人が東京で一旗揚げようと思ったら、やはり東京でもう1度売れなければならないのである。

 だが、この「2度ブレーク」の法則は、上京後でもあてはまりはしないだろうか。その卑近な例として挙げたいのが、有吉弘行である。

 1996年、有吉はお笑いコンビ・猿岩石として、『進め!電波少年』(日本テレビ)内の企画「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」を香港からスタートさせた。半年間の壮絶なチャレンジの末に最終地点ロンドンに見事ゴール。その模様を見ていた視聴者たちは大熱狂、帰国後、西武球場で開かれた凱旋公演では3万人が押し寄せ、旅の様子を綴った『猿岩石日記』はシリーズ累計で250万部のミリオンセラー、デビューシング『白い雲のように』もミリオンヒットを飛ばした。

関連記事

トピックス

10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(クマの画像はサンプルです/2023年秋田県でクマに襲われ負傷した男性)
ヒグマが自動車事故と同等の力で夫の皮膚や体内組織を損傷…60代夫婦が「熊の通り道」で直面した“衝撃の恐怖体験”《2000年代に発生したクマ被害》
NEWSポストセブン
対談を行った歌人の俵万智さんと動物言語学者の鈴木俊貴さん
歌人・俵万智さんと「鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴さんが送る令和の子どもたちへメッセージ「体験を言葉で振り返る時間こそが人間のいとなみ」【特別対談】
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン