国内

女性皇族の花婿候補 幼少期に旧華族などからリストアップ

「美しすぎるプリンセス」と日本中の注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)。そんな佳子さまの花婿候補として浮上しているのが山梨県に本社を構える富士急行・堀内光一郎社長(54才)のご令息(23才)だ。「結婚についてはまだ考えていない」と答えていらっしゃった佳子さまだが、今後の報道が注目されている。

 近年、お婿さん選びで大きな話題を呼んだのが黒田清子さんだ。清子さんの花婿候補が報じられたのは、佳子さまと同じ20才のことだった。

 1989年8月、西武王国を築いた西武鉄道グループ元オーナー・堤義明氏(80才)の長男・正利氏(当時19才)の名前が浮上した。

「清子さんと正利さんは、彼女のご学友を通して知り合われました。クラシック音楽やスキーなどの趣味も合い、意気投合されていたそうです」(当時を知る皇室記者)

 翌1990年4月、後の夫となる黒田慶樹さんの名前が報じられる。彼もまた親族が旧華族と結婚している“しっかりとした家系”と伝えられた。2004年12月に、ふたりは正式に婚約を発表。16年の年月を要した。

 1993年9月、坊城俊成氏(当時31才)が“最有力候補”として浮上する。彼は名門・私立暁星高校卒業後、東大工学部に入学。卒業後、パリのエコール・ド・ボザールに留学してフランスの中世ゴシック建築について学問を深めた秀才。

 また彼の曽祖父は明治天皇の侍従、参与を務め、祖父も貞明皇后に仕えた後に伊勢神宮大宮司を務め、昭和天皇の五女・島津貴子さんの結婚式では媒酌人を務めた人物。旧伯爵家につながる家系だった。

「坊城さんは毎年1月に宮中で行われる『歌会始の儀』で、披講役を務めて清子さんの歌を自身の声で披露したこともありました」(前出・皇室記者)

 こうして過熱する結婚報道に、清子さんは1994年の誕生日の文書回答で「マスコミによって騒がれた多くの人々の生活が乱され、傷ついたことはとても心苦しく残念に思います」と異例の苦言を呈されたこともあった。

 それからしばらくは結婚報道も沈静化したが、清子さんが30才を間近に控えたころ、再び報道合戦がヒートアップ。

 このときも前述した坊城氏が本命視されていたが、1998年1月、茶道表千家の若宗匠・千芳紀氏(当時27才)の名前が浮上した。

 彼は表千家14代家元・千宗左さんの長男で、183cmの長身に、テニスやゴルフを嗜むスポーツマン。中高大、すべて同志社へ通い、卒業後は英国・バッキンガム大学大学院で美術史を学んだ後、家元修行を続けていた人物だった。家柄も経歴も申し分ない彼だったが反対の声もあった。

「茶道では、裏千家の家元の長男に三笠宮家の次女・容子さん(63才)がすでに嫁がれていました。そのため、皇室内部からは茶道の家元に2人も嫁がせるのはいかがなものかという声もあがったんです」(前出・皇室記者)

 さらに1999年3月にはバイオリニスト・服部譲二さん(当時30才)も新本命として報じられる。彼は時計メーカー・セイコーの創業者一族・服部家の令息で、当時はロンドンに在住して音楽活動をする人物。

「服部さんの母親もバイオリニストで、香淳皇后にバイオリンを教えていたことから皇族とかかわりを持つようになり、美智子さまとも親しくなられたそうです。帰国した際には、御所に招かれ、天皇ご一家と一緒に演奏したりするなど、急接近しました」(前出・皇室記者)

 ここまでご紹介した“花婿”候補はごく一部だが、そのほとんどが皇室と浅からぬ関係の名門一家の御曹司であることは間違いない。

「お相手選びは旧華族などを中心に、女性皇族が幼いころからリストアップして、適齢期になると知人などを通じて接触することから始めます。もちろん、それまでに対象の皇族方と交流があったりするかたが優先となります。

 そうでないかたの場合は御所内で開かれる昼食会や音楽会、テニスなどに招いて、当人同士の印象を確かめるといったことを行うようです」(前出・皇室記者)

※女性セブン2015年4月16日号

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン