しかしこのとき本誌の追っかけに気づいた松坂は、そのままタクシーから降りることなく、再び自宅マンションへと引き返す。しかし、警戒はゆるむことなく、自宅マンションをぐるりと一周。それでも松坂はタクシーから降りることなく目黒方面へとタクシーを走らせた。一方の綾瀬は、この追跡劇の直後、夜11時過ぎに車で帰宅した。

 綾瀬の所属事務所に話を聞くと、「友人ですよ」とのことだった。

「綾瀬はるかと彼女の両親と松坂桃李が食事会をしていた」──4月に入って、女性セブンはそんな情報をつかんだ。食事会が開かれたというのは、綾瀬の実家がある広島市内の郷土料理店。すぐに現場に向かって聞き込みをするも、確たる証言は得られなかった。そこで、綾瀬の父親に話を聞いた。

──桃李さんとお嬢さんとお父様たちが食事をされたと伺ったのですが?
「え?(松坂が)広島に来たってこと? いやいやいや。ごめんなさい。まったくそれはあり得ません」

──では今はおふたりの交際を温かく見守ってる?
「あぁ、それはまあそうですね」

 そう言って顔をほころばせた綾瀬の父。しかし、その後、奥歯に物がはさまったような物言いでこう続けた。

「ようわからんですよ、正直なところ。本人らの問題で。まあ、秘めたる何かがあるかもわからんですが。すみません、そのぐらいしか私わからんので」

 綾瀬の父は、松坂との食事会はきっぱり否定したものの、交際の話になると終始嬉しそうな表情を浮かべていた。

※女性セブン2015年5月14・21日号

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