旅から旅のプロゴルフツアーでは、プロはコースと宿舎の往復の日々だ。しかも閉鎖された世界とあっては出会いも少ない。そう考えると、プロとはいえ年頃の若い女性にとって、近くにいる男性が魅力的に映るのも頷ける話ではある。
確かに女子プロの“社内恋愛”は多い。表純子の夫はキャディだし、横峯さくらは専属メンタルトレーナーと結婚した。最近では森田理香子もトレーナーと交際中といわれている。
「女子ゴルフ界でこの手の話は枚挙にいとまがない。数年前、美人プロとして知られるXプロが他のプロのキャディを寝取ったとして、ロッカールームで掴み合いの喧嘩になったのは有名な話です」(ゴルフ誌記者)
単なる恋愛沙汰のもつれで済むならまだマシだが、相手がキャディだと、プレーにも大きな影響が出る。女子プロの若年齢化が進み、プロがキャディに頼り切る傾向が強まっていることを問題視する声がある。
「いまやコース攻略のポイントを教えてもらったり、パッティングラインのみならず、ティグラウンドでの打ち出しラインまで、キャディが選手の後方に立って指示するのが当たり前になっている。本来はそれらもゴルファーの重要なスキルなのに、キャディに依存する気持ちが公私ともに強くなってしまうと、せっかくの才能が潰れてしまう。
最近も、力をつけて優勝を重ねていたYプロが急に勝てなくなった。このプロは一回り年上で子持ちのキャディとコンビを組んでいたが、必要以上にべったりしているシーンが散見され、不倫関係になったことでゴルフに身が入らなくなったのでは、といわれた。また、実力派として台頭しているZプロも、付き合っていると噂されたことで関係を解消したキャディと離れてから不振が続いています」(前出・ジャーナリスト)
※週刊ポスト2015年6月19日号