芸能

永島優美アナは“ポスト・カトパン”に相応しくない!?

永島優美アナ(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、ポスト・カトパンを考察。

 * * *
“ポスト・カトパン”は誰なのか。フジテレビ退社と同時に『めざましテレビ』を卒業するカトパンこと加藤綾子アナの後任がさまざま取りざたされている。

 三宅正治アナ・軽部真一アナの“おじさん同期コンビ”が居れば、正直、女子アナは誰が来たとしても番組は揺らぐことはないだろう。

 が、八木亜希子、小島奈津子、木佐彩子、高島彩、生野陽子、そして加藤綾子…と歴代のメイン女子アナはみな女性視聴者の支持率が高い人気者ばかり。後任の女子アナにはおのずとプレッシャーがかかろう。

 フジテレビに出入りをしている制作会社スタッフが言うことには、「意外にも局内では三上真奈が推されている」という。「何かにつけて『三上を使ってくれ』と言われる」と。確かに、カトパンに仕事が集中しすぎているという理由で、彼女が担当するバラエティ番組のアシスタントが三上になったことがある。

 が、あまりの力量の違いから、また加藤の仕事が増え始めたことは視聴者の皆さんもご存知のとおりだ。

 しかし、そう言われてみれば、『めざましテレビ』での三上アナの出番は一時期よりも増えている。以前は、「三上リポーター」と呼ばれ、アナウンサーなのかフリーなのかタレントなのか、よくわからない扱いを受けていた三上。その理由は、「あまりに女子アナの出演が多いため、あえて『リポーター』と呼んでいた」(同局局員)そうだが、最近ではやっと「三上アナウンサー」と、呼ばれ方でも昇格している。

 もう一人、“ポスト・カトパン”と言われているのは、『めざましテレビ』出演者ではない、久代萌美アナだ。『新週刊フジテレビ批評』でニュースを読んだり、取材に出たり、『さんまのお笑い向上委員会』でも力をつけてきている女子アナだ。

 カトパンが『ホンマでっか!?TV』で、明石家さんまや文化人らを仕切って、才能を開花させたように、久代アナも、さんまさんの脇で徐々に色を出せるようになってきている。特に、何をやり出すか予測不能なネプチューンの堀内健からの無茶ぶりで松下奈緒のCMの真似をやりきる久代アナは、さんまさんからも視聴者からも、期待を込めた高評価が聞こえてくる。

 そしてもう一人は、永島優美アナである。入社前から「いい子が入ってきてくれた」と同局幹部を喜ばせていた永島アナは、安藤優子から“カミカミ王子”と命名された元サッカー日本代表でスポーツキャスターの永島昭博氏の娘。関西の女子大生時代から他系列の人気番組のリポーターをしている“有名人”だった。

 いわゆる“パンアナ”としてもカトパン路線を歩んできた永島アナだったが、『ユミパン』は視聴率が悪く、その要因として、「永島アナが自分を出せていないこと」があげられていたものだ。

 新人だから、バラエティ番組で身体を張るようなこともさせられていたし、昨年の『27時間テレビ』はカトパンを休ませるため、永島アナは出ずっぱり。翌朝ももちろん『めざましテレビ』のスタジオに居た永島アナには、「疲れている」「元気がない」といった声も聞かれていたのである。

関連記事

トピックス

(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
列車の冷房送風口下は取り合い(写真提供/イメージマート)
《クーラーの温度設定で意見が真っ二つ》電車内で「寒暖差で体調崩すので弱冷房車」派がいる一方で、”送風口下の取り合い”を続ける汗かき男性は「なぜ”強冷房車”がないのか」と求める
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト