芸能

殺人鬼役の森田剛「素の自分に戻る時間がキツかった」

 数多くの舞台に立ち、俳優としてのキャリアを積み重ねてきたV6・森田剛(37才)が狂気の連続殺人鬼役に挑んだ、初主演映画『ヒメアノ~ル』(5月28日公開)。無機質で不気味、人知を超えた殺人犯を演じているが、これまでも人を殺める役が多かった。

「舞台でもひどいやつを演じてきたので、こういう役は慣れてるのかな? って思ってたけど、今回はキツかったですね。今日は1人殺して、明日は2人殺して…っていう状況なので撮影中は気が滅入ることもありました。舞台は始まってしまえば“楽しかった”で終わることができるんですけど、映画は撮影中に待ち時間があって素の自分に戻る時間ができてしまうんですよ。その時間がキツかったです。でも撮影が終わった時は充実感というのか、やり切れたという感じはしました」(森田・以下「」内同)

 昨年V6は20周年を迎えた。20周年記念コンサートでは普段あまりスキンシップをとらないメンバー同士がハグする場面も。

「ぼくはどちらかといえば普通でいたかったんですよ。20周年記念のコンサートは、20年だから特別ってことではなくて、20年続けられてきたことへの感謝を多くのかたに伝えられるコンサートになればいいな…って。でも井ノ原(快彦)くんは舞い上がっちゃったのかな? ハグをするぼくたちを見てファンの皆さんが喜ぶかな? って思ってるなっていうのがこっちにも伝わってきて。井ノ原くんの意図がわかっているだけに、乗っかるのがイヤだったんですけど、乗っかってしまいました(笑い)」

 コンサート最終日は先輩グループのTOKIOや後輩の嵐、Hey! Say! JUMPなども訪れ、祝福を受けた。

「嵐がバックで踊ってくれたことはうれしかったですね。嵐は直接の後輩というか、ぼくらのバックにいたのが嵐なんです。特に先輩らしいことは何一つやってこなかったけれど、こういう記念日に集まってくれて。デビューしたら会うことも滅多にないから、先輩や後輩が集まってくれたことが本当にうれしかった」

 森田自身デビュー前はジャニーズJr.として数々の先輩のバックについてきた。

「先輩に対する憧れは永遠なんですよね。ぼくらもSMAPさんや光GENJIさんのバックで踊った日のことは、今もこれからも忘れることはないと思います。その時の曲がかかったら今でも踊れますよ!」

 硬派な役柄に次々と挑戦し、役者として着実に実力を身につけてきた森田に、今後アイドルと俳優どちらに重きを置きたいのかを聞いてみると…。「それは両方ともやっていきたいです!」と即答。

「でもたまにね、現場で他の俳優さんから、“また舞台やりやがって”とか言われちゃうんですよね(笑い)。でもやりますよ。昔ほど踊らなくなってきたけど、ダンスも好きなんです。年を重ねていくと気持ち的にガムシャラには踊れなくなっている気がするんです。ちょっと距離を置いてる部分があるのかな? でも機会があればぜひ! まだまだ踊れますよ!! 期待していてください」

※女性セブン2016年6月9・16日号

関連記事

トピックス

解散を発表したTOKIO
《国民に愛された『TOKIO』解散》現場騒然の「山口達也ブチギレ事件」、長瀬智也「ヤラセだらけの世界」意味深投稿が示唆する“メンバーの本当の関係”
NEWSポストセブン
漫画家の小林よしのり氏
小林よしのり氏、皇位継承問題に提言「皇室存続のためにはただちに皇室典範を改正し、愛子皇太子殿下の誕生を実現しなければならない」
週刊ポスト
教員ら10名ほどが集まって結成された”盗撮愛好家グループ”とは──(写真左:時事通信フォト)
〈機会があってうらやましいです〉教師約10人参加の“児童盗撮愛好家グループ”の“鬼畜なやりとり”、教育委員会は「(容疑者は)普通の先生」「こういった類いの不祥事は事前に認知が難しい」
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO(HPより)
「TOKIOを舐めるんじゃない!」電撃解散きっかけの国分太一が「どうしても許せなかった」プロとしての“プライド” ミスしたスタッフにもフォロー
NEWSポストセブン
大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン
4月12日の夜・広島県府中町の水分峡森林公園で殺害された里見誠さん(Xより)
《未成年強盗殺人》殺害された “ポルシェ愛好家の52歳エリート証券マン”と“出頭した18歳女”の接点とは「(事件)当日まで都内にいた」「“重要な約束”があったとしか思えない」
NEWSポストセブン
「父としての自覚」が芽生え始めた小室さん
「よろしかったらお名刺を…!」“1億円新居”ローン返済中の小室圭さん、晩餐会で精力的に振る舞った理由【眞子さんに見せるパパの背中】
NEWSポストセブン
多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン