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2016.11.09 11:00  女性セブン

がん克服の南果歩 つらい抗ホルモン剤も「ひとつの味わい」

「とくにつらかったのは、彼の入院中。病院は会社から電車を乗り継いで1時間ほどの場所だったんですけど、毎日仕事を早く終わらせて彼のもとへ駆けつけていました。彼は同じ業界で働いていて、私の仕事が不規則で忙しいことを充分承知だったのですが、心細かったんでしょうね。夕方になると“何時に来るの?”“まだ?”とメールをしてくるんです」

 佐藤さんは「いっそ看病に専念したい」と休職も考えたと言うが、夫としては、大好きな仕事を放棄してほしくないようだったという。

「実際は、両立させる方がよっぽど大変だったんですけどね…(苦笑)。彼は初期のがんでしたし、手術して、抗がん剤治療をすれば、問題なく仕事復帰できるとのことだったんです。だけど、私が休職したら、“もしかして深刻なのかも…”と彼を不安にさせるかもしれないとも思って、結局踏ん張りました。

 そういう状況だったので、会社には夫のがんのことは伏せたまま。だから『娘が風邪』と言って堂々と早退する男性社員や、それを『大変だね』と生温かく返す周囲にも、正直イライラしていました」

 普段なら気にならないような言葉のやりとりにも、敏感になってしまったという佐藤さん。夫が退院してからも大変だった。そしてそれは、今も続いている。

「大きな子供のいるシングルマザーみたいで…。朝と昼ご飯を作って出社して、仕事が終わったら毎日10品目のメニューを作るためスーパーにダッシュ…。だから同僚や上司はもうずっと私のことを、“最近、やる気がないな”と見ていると思います。仕事に集中したくても物理的にも精神的にも一杯いっぱいで、気ばかりが焦っていますから」

 フリーアナ・小林麻耶(37才)もそうだったのかもしれない。妹の小林麻央(34才)が乳がんを告知されたのは2014年10月だった。6月に夫の市川海老蔵(38才)が公表して初めて、麻耶が活動休止した理由がわかったのだが、その間も彼女はいつものブリッ子キャラで、仕事を懸命に続けていた。そして仕事を終えたら、妹の看病。

 麻耶はブログで当時をこう振り返っている。

《テレビに出ることで病室で少しでも笑ってもらえたら…仕事をしていることで心配かけずにすむように…》

 この春から夫は職場復帰をしているが、佐藤さんの悩みは尽きない。

「職場復帰をするとなった時、彼の同僚がお祝いをしてくれたんです。見た目は全然変わらなかったから、みんなすごく喜んでくれたそうなんですよね。彼、もともと大酒のみで、たばこも吸っていたから、完全復活をアピールしたくて、その空気に合わせちゃったみたいで…。そのせいで具合が悪くなって、帰って来た時には息も絶え絶えでした。彼の中でも、男としてずっと思うことがあったと思うんです」(佐藤さん)

※女性セブン2016年11月17日号

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