芸能

NHK「忠臣蔵」に時代劇研究家も仰天 「大奥」まで登場

 明日12月14日は、赤穂浪士47人が吉良上野介邸に討ち入りした日だ。毎年、この時期になると、討ち入りのの話を描いた時代劇『忠臣蔵』が必ずと言っていいほどテレビでやっている。連続ドラマとして今、放送されているのが、武井咲主演のNHKドラマ『忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣』だ。このドラマの展開には、時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんも驚くという。ペリー荻野さんが見どころについて解説する。

 * * *
 そんなわけで『真田丸』終盤、ここへきて、幸村(堺雅人)ときり(長澤まさみ)の突然のチューにびっくりしたみなさん、こんにちは。長年、時代劇を観続けているペリーも、さすがに腰が抜けました。ここでって!が、これが現代ドラマだったら、そんなにびっくりしなかったのでは。時代劇で描かれる男女は、夫婦でない場合、悲恋ストーリーがほとんど。きりも長年、一途な思いを示しながら、抱きしめられたのは幸村が死を覚悟した「前夜」だった。その切なさ、ギリギリ感こそが時代劇恋物語の神髄ともいえる。
 
 そんな中、考えたいのが「これはどうみても一途な悲恋物語」と思える『忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣』。タイトルを聞いただけで、かなわぬ恋に泣く美女(主演は武井咲)の姿が想像できるが、実はこのドラマは「時代劇恋物語」史上、稀に見る意外な展開を見せる。

 物語は、ヒロインきよ(武井咲)が赤穂藩のお殿様浅野内匠頭(今井翼)と妻阿久利(田中麗奈)の前で得意の琴を披露した際、幼なじみの磯貝十郎左衛門(福士誠治)と再会することから始まる。熱烈な恋に落ちたふたりは将来を誓うが、内匠頭は殿中で吉良上野介(伊武雅刀)に刃傷事件を起こし、即日切腹。御家は断絶となる。その後、赤穂藩の家老・大石内蔵助(石丸幹二)らは仇討を決意。有名な赤穂浪士の討ち入り事件へと突進する。

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン