芸能

「逃げ恥」で好調TBS 豪華布陣の冬ドラマでもブーム続くか

TBSの冬ドラマの注目作『カルテット』(公式HPより)

 冬ドラマがこれからいよいよ本格的にスタートする。昨年は“ドラマのTBS”が見事、復活。数多くの話題作を提供してきたが、今クールも木村拓哉主演の『A LIFE』など注目作が多い。果たしてTBSは、このブームを維持できるのか。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが、ドラマの見どころと併せて解説する。

 * * *
 昨秋から年末にかけて巻き起こった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の大ブームがようやく落ち着きつつありますが、1月スタートの冬ドラマでもTBSの勢いが止まりそうにありません。特に15日スタートの『A LIFE~愛しき人~』、17日スタートの『カルテット』は相当な意欲作です。

 まず『A LIFE』。「SMAP解散後の木村拓哉主演作」「キムタクが初の医者役に挑戦」という2点ばかりがクローズアップされていますが、むしろ見どころは、それ以外のところにあります。

 脚本の橋部敦子さんは、僕シリーズ(フジテレビ系)、『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)、『僕のいた時間』(フジテレビ系)などで知られるヒューマン作の第一人者で、医療ドラマの経験も豊富。演出の平川雄一朗さんは、『JIN-仁-』(TBS系)、『とんび』(TBS系)、『天皇の料理番』(TBS系)などを手がけたこれまたヒューマン作の名手であり、TBSドラマのエース格。さらに、プロデューサーの瀬戸口克陽さんは、『華麗なる一族』(TBS系)、『99.9% -刑事専門弁護士-』(TBS系)などで豪華キャスティングを実現させたやり手として知られています。

 そのキャスティングも、ヒロインの竹内結子さん、木村文乃さん、菜々緒さんが“華”を、浅野忠信さん、及川光博さん、松山ケンイチさんが“熱さ”を、柄本明さん、田中泯さん、小林隆さんが“重さ”をもたらすなど盤石。木村拓哉さん演じる沖田一光が「心臓血管、小児の専門外科医」だけに、緊急度の高い患者をめぐって緊張感あふれるやり取りが見られそうです。

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン