「年俸2.7億円の大谷ですが、本人は月10万円のお小遣い制で、お金はすべて両親が管理しているそうです。野球以外のことには全く関心がない無頓着な性格のため、生活の細かな部分を家族がサポートすることに、本人も抵抗はないらしい。『チーム翔平』結成の布石と見て間違いないでしょう」(スポーツ紙記者)
真相を確かめるべく、大谷の実家を尋ねた。しかし、母・加代子さんは、「私の口から申し上げる立場にないので……。ごめんなさい」とノーコメント。父・徹氏からも、話を聞くことはかなわなかった。大谷家と親しい知人が内情を打ち明ける。
「徹さんが会社を辞めたのは事実。もちろん翔平くんのサポート体制充実のためではありますが、もうひとつの理由が地元の野球チーム『金ヶ崎リトルシニア』の監督業の活動に専念するためです」
同チームは、「ジュニアに目標とされる選手になりたい」という大谷の言葉を受けて、徹氏が有志と立ち上げたもの。
「徹さんは社会人野球の強肩外野手でしたし、何より大谷翔平を育てた実績がある。設立と同時に、地元の有力選手が続々集まりました。設立からわずか3年で今年3月の全国大会出場を決めたんです。徹さんも“第2の翔平を育て上げる”と意気軒昂です。
勤務先には、“会社員との二刀流はできない”といって辞めたそうです(笑い)」(同前)
息子の稼ぎに乗っかるのではなく、自分の夢の実現のために退路を断ったということか。さすが「この父親にしてこの息子あり」である。
※週刊ポスト2017年2月17日号