連覇を狙う日本ハム・栗山監督や広島・緒方孝市監督はいずれも外野手出身。2年目の高橋由伸(巨人)、金本知憲(阪神)、ラミレス(DeNA)らも同じで、今季の采配に注目だ。
「広島の連覇は難しいんじゃないか。野球は8割がピッチャーだから、投手陣のいいところが上にくる。去年の黒田(博樹)の穴を埋められるかにかかっている。阪神の金本監督はどうなの? 温かく迎えてもらってる? 俺が阪神の監督をやったときはさんざんだったからな。昔から経済、天気、野球の予測は難しいといったが、監督がヘボだと先がどうなるかはどんどんわからなくなる」
それを承知の上で順位予想を―すると、野村氏は苦笑いしてこう答えた。
「優勝は巨人。あとは……わからん。もっといい監督が揃っていたら俺も予想したくなるんだけどね」
※週刊ポスト2017年4月14日号