国際情報

朴槿恵義弟・独占インタビュー 「姉はそんなひとではない」

拘置所へ護送される朴槿恵前大統領 YONHAP NEWS/AFLO

 いわゆる「崔順実ゲート事件」は、一般人である崔と、昔からの知り合いである朴槿恵・韓国前大統領をめぐる収賄事件である。これについて憤るのが、朴前大統領の妹婿である申東旭(シンドンウク)氏(49)だ。

「まるで魔女狩りです。義姉(朴槿恵)はメディアに寄って集って歪曲報道されて世論形成が行われ、よもや実現することはないだろうと思われていた弾劾まで憲法裁判所の判事が全員一致で認めてしまった」

 申氏は、妻や義姉の父・朴正熙元大統領が率いた政党と同じ名前を持つ「共和党」の総裁を務める。4月中旬の韓国ソウルでジャーナリストの竹中明洋氏がインタビューした。

 * * *
 これは人民裁判のようなもので、民主主義に逆行するものです。韓国の歴史に大きな禍根を残すことになりかねない。義姉は、韓国を経済成長へと導いた朴正煕氏の長女として生まれました。その生い立ち、父親の暗殺後の境遇、そして大統領になるまでの政治的な歩み、全てが韓国の現代史そのものだったが故に、格好のゴシップのネタとされました。

 確かに彼女は、崔太敏・順実のような怪しげな父娘を身辺に近づけてしまったのは事実です。私の妻はそれを諫めようとして姉と対立してしまいました。

 でも、義姉は弾劾されなければならないほどのことをしたでしょうか。ましてや収賄なんて。彼女は無罪を主張し、たとえ残りの生涯を刑務所で暮らすことになっても、罪を認めはしないでしょう。私の妻も「姉はそんな人ではない。空が2つに割れてもあり得ないことだ」と話しています。

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン