芸能

「数字をもっている」と評判の森昌子 ブーム再燃か?

森昌子の舞台『音楽喜劇 のど自慢〜上を向いて歩こう〜』(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、森昌子ブーム再燃の予感について。

 * * *
 昨年7月、デビュー45周年を迎え、今年1月、『みぞれ酒』(記念曲第2弾)をひっさげ、各地のコンサート会場をまわっている森昌子。

 2月に上梓した”子育て本“、『母親力 息子を「メシが食える男」に育てる』が翌月に「4万部突破した」こともニュースになった。コンサート会場でCDなどと共に並んでいた同書には、年配のファンが「息子夫婦のために買って帰る」と列を作り、一時、欠品していたそうだ。

 森進一との間に生まれた3人の息子は、長男が“ワンオク”ことONE OK ROCKの Takaで、三男はMY FIRST STORYのHiro。いずれも若者たちに大人気のバンドであり、ワンオクは海外でも人気を博している。そして次男は在京テレビ局の社員ということで、本のサブタイトルどおり、3人共、メシが食える男に成長した。

 ここまで来るのには決して順風満帆だったわけではなく、長男にしても、アイドル事務所に入所し、「森進一&森昌子の息子」として、“飛び級”のようなカタチで人気グループの一員になるも、脱退、退社。その頃のことを知っている人たちの中には「森昌子は子育てに失敗した」と思っている人も多かったのではないか。

 だが、森進一と離婚し、20年ぶりに芸能界に戻って来て『バラ色の未来』をリリースしたのが06年6月。以来、息子たち3人を厳しく育て、彼らに「鬼のような母親」と言われながらもダメなものは絶対にダメという姿勢で必死に子育てした結果は、「お見事」というしかない。

『スター誕生』(日本テレビ系)の初代グランドチャンピオンに輝き、『せんせい』でデビューした森昌子は、その直後に同番組からスターになった桜田淳子、山口百恵と共に「花の中3トリオ」と呼ばれ、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の「新御三家」と共に『明星』や『平凡』の表紙を飾ったり、毎日のようにあった生放送の音楽番組に出演していた。

「どこにでも居るようなフツーの女の子が歌手になる」先駆け的存在だった森昌子の活躍を見た同い年の岩崎宏美が、『スター誕生』に応募したのは有名な話。岩崎以外にも森昌子に触発されて歌の勉強をしていた中高生は大勢いたに違いない。

関連記事

トピックス

各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
理論派として評価されていた桑田真澄二軍監督
《巨人・桑田真澄二軍監督“追放”のなぜ》阿部監督ラストイヤーに“次期監督候補”が退団する「複雑なチーム内力学」 ポスト阿部候補は原辰徳氏、高橋由伸氏、松井秀喜氏の3人に絞られる
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン